研究課題/領域番号 |
17402024
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
黄 孝春 弘前大学, 人文学部, 助教授 (10234684)
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研究分担者 |
四宮 俊之 弘前大学, 人文学部, 教授 (80113801)
CARPENTER Victor L 弘前大学, 人文学部, 教授 (80142909)
神田 健策 弘前大学, 農学生命学部, 教授 (10113705)
荒川 修 弘前大学, 農学生命学部, 教授 (70184265)
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キーワード | りんご産業 / 農産物輸出 / 専用利用権 / 青森りんご / WTO |
研究概要 |
この研究は日本と中国におけるりんご産業の棲み分け戦略に関する基礎的調査であるが、国際比較研究と共同研究が必要のほか、地元経済に密着しているテーマという性格上、さまざまな産業関係者との交流が不可欠である。以下述べる本年度の研究取組みと成果は予定の研究組織という枠を超えるところもあるが、すべて予定の研究課題と一致している。 1、アメリカのGreg.VEECK教授(西ミシガン大学)と中国の劉志揚研究員(青島市社会科学院)が弘前大学に滞在している間(5月)に日本と中国のりんご産業に関する研究交流と研究打ち合わせを行った。前年度、2人が山東省青島市で行ったりんご農家に対するアンケート調査のフォーマットを修正の上、陜西省と韓国で実施することになった。 2、研究分担者のVictor L.CARPENTER教授は8月に韓国で実施するりんご農家アンケート調査に参加し、また研究代表者の黄孝春は9月に陜西省銅川市で同様のアンケート調査を実施した。 3、9月に研究チーム全員は陜西省と山東省に広がるりんご産地と加工工場、試験場などを実地調査し、中国のりんご産業の概要と特徴を考察した。 4、12月10日地元のりんご関係を交えて中国のりんご産業に関するシンポジウムを開催してアンケート調査の結果と現地調査の成果を公表した。 5、研究代表者の黄孝春は青森県農林水産物輸出協議会会長という立場から青森りんごの海外輸出、とくに中国への輸出事業にかかわっているが、2006年1月と2月に上海と台北へりんご輸出の現状を視察した。 6、Greg.VEECK教授は中国、韓国などで得られた統計データを比較分析した成果を3月開催のアメリカ地理学会で「The Failure of the WTO : Agricultural Trade in East-Asia - the Case of Apples」という題で口頭発表した。
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