研究課題/領域番号 |
17404004
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
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研究分担者 |
多々納 裕一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20207038)
SCAWTHORN Charles 京都大学, 工学研究科, 教授 (60378809)
SHAW Rajib 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (30378848)
渥美 公秀 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 准教授 (80260644)
北後 明彦 神戸大学, 都市安全センター, 教授 (30304124)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 災害リスク / 地域診断 / ケースステーション / フィールドキャンパス / 海外調査 |
研究概要 |
本研究は、新しいタイプの災害軽減のための海外調査技法の提案と実施を目的として行った。平成17年度は主として共通のフレームと体制づくりに当った。平成18年度はその本格的実施をした。平成19年度は、その最終とりまとめの年度であり、概略以下のような成果を得た。 1.各フィールドの取り組みの成果をとりまとめることを目的として、日本国内における二つのフィールドキャンパス(中京地区と中越地区)を重点的に取り上げて、成果の定型化と実践面での検証・検討を集中的にに行った。 2.第7回IIASA-DPRIフォーラム(2007年9月19日-21日イタリア・ストレーサで開催)の直前に(2007年9月16日-17日)、CASiFiCA-DRH-Implementation Science Workshopを同所で開催した。IIASA-DPRIフォーラムでも成果を発表した。これにより、ケースステーション・フィールドキャンバス方式の共有化ならびに外部者も交えての国際的な評価と検証の場とすることができた。本研究が目指す、「事前対応型、成功モデル検証型の系統的で時間連続的な災害調査の方法論構築の有用性について参加者から肯定的な評価を得た。 3.これまでの取り組みの成果を広く公表するとともに、研究の進行状況や争点の議論を持続的に行っていくwebベースの研究交流e-forum (NEXUS-IDRiM)の情報基盤を整備した。これらの議論は必要に応じては、上記のe-forumを活用して、インターネットフォーラムやe-cross-investigation (電子比較総合調査)e-cross-learning(電子相互学習),e-cross-referenqing(電子相互比較検証)など、電子セミナー形式で行うことができる機能を整備した。その本格的活用は今後の課題とした。 これまでの成果を総合的に検証し、とりまとめるとともに、今後の課題についても言及した小冊子報告書(CASiFiCA Booklet)を作成した。
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