研究課題
基盤研究(B)
1990年代以降、中国は国家戦略として国内の各種資源開発に積極的に取り組んでいる。新疆ウイグルのエネルギー・鉱物資源の探査・資源評価活動もその一環として活発に行われており、本研究は同地域の資源分布特性および資源評価法の手法構築のために進められた。新疆ウイグルは、東西に伸びる山脈と山脈の間に広大な砂漠が分布する地形を形成する。北方のアルタイ山脈と中央部の天山山脈の間にはジュンガル沙漠、天山山脈と南方のコンロン山脈に間には世界を代表する広大なタクラマカン沙漠が広がる。沙漠地帯には無尽蔵の石油・天然ガスの他、地下には三峡ダムの水量に匹敵する地下水ダムが発見されている。また、沙漠地帯周辺には多量の石炭資源も分布することが予測される。さらに、3つの山脈地域およびその近傍には、金・銀、銅、鉛、亜鉛、鉄、和田石(ホータン)、ルビーなど様々な金属および費金属鉱物資源が分布することも予測される。新疆ウイグルは中国最大の面積を有する省であり、さらに資源の種類や埋蔵量なども極めて甚大なものと推察される。今後の、資源評価を環境問題との相互作用を考慮しつつ究明することが求められる。
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