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2005 年度 実績報告書

京都議定書CDM植林事業における住民参加プロセスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17405034
研究機関早稲田大学

研究代表者

天野 正博  早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60353562)

研究分担者 松村 直人  三重大学, 生物資源学部, 教授 (30332711)
キーワード地球温暖化 / 森林管理・政策 / 開発支援 / CDM植林事業
研究概要

京都議定書におけるCDM植林事業が成功するかどうかを決める要因の一つに、地域の住民をプロジェクトに主体的に参加させることができるかどうかがある。そこで、下記に挙げる議定書非付属書Iの国において調査を行ない、どのようなプロセスが住民参加に必要かを分析した。
1)タイ
住民参加による森林再生事業を多数手がけているタイ北部のNGOを訪問し、彼らの住民参加型プロジェクトのデザインについて聞き取り調査を行うと共に、実際にプロジェクトサイトに出かけ、住民の意見も合わせて聞いた。
2)インドネシア
集落ベースでの植林事業を調べるため、インドネシア林業省研究開発庁の研究者と共同で、ボゴール県テンジョー地区にあるシオマス村の172名のグループを研究対象として、1)植林事業に参加している程度、2)参加の動機、3)植林事業に対する認識、4)どのような樹種を選択したのか、という4点について調査を行った。
3)パナマ
AR-CDMプロジェクトで危惧される重要な点は、植栽後の森林が持続的に管理され消失することがない仕組みを、プロジェクトが現地に根づかせることができるか否かである。そこで、タイ、及びパナマでの事前における結果を参考にしながら、住民をプロジェクトに参加させることにより、その後の持続的な森林管理を可能にする点で、どのような能力を住民が獲得したかを調べるための、評価項目リストを作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 京都メカニズムを用いた温暖化対策2005

    • 著者名/発表者名
      天野正博
    • 雑誌名

      グリーンパワー 323

      ページ: 6-7

  • [雑誌論文] 炭素吸収源としての森林の持つ問題点2005

    • 著者名/発表者名
      天野正博
    • 雑誌名

      グリーンパワー 322

      ページ: 6-7

  • [雑誌論文] 地球温暖化の軽減に資する緑の計画・管理技術2005

    • 著者名/発表者名
      天野正博
    • 雑誌名

      ランドスケープ研究 68,4

      ページ: 324-326

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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