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2005 年度 実績報告書

在宅高齢者ホスピスケアのクリニカルパスとケアマネジメント方法の有用性評価と実用化

研究課題

研究課題/領域番号 17406031
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

島内 節  東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (70124401)

研究分担者 山田 皓子  山形県立保健医療大学, 医療福祉学部, 教授 (00261678)
田中 博  東京医科歯科大学, 大学院疾患・生命科学研究部, 教授 (60155158)
中谷 久恵  島根大学, 医学部・看護学科, 教授 (90280130)
内田 陽子  群馬大学, 医学部・保健学科, 講師 (30375539)
村上 満子  山口大学, 看護学部, 講師 (50403663)
キーワード在宅ケア / ホスピス / エビデンス / 評価 / クリニカルパス
研究概要

17年度在宅高齢者ホスピスケアの開始期、小康期、臨死期のクリニカルパスは各アセスメントの項目、ケア項目、アウトカム項目についてはすでに研究をしていた。そこで、17年度から19年度研究は、これらの項目が妥当であるか、ケアの上で有用であるかを評価し、また、ケアマネジメント方法についても同様の検証をすることを目的に取り組むことになっていた。
まず、17年度は利用者家族と看護者の間でこのパスが共有可能であるかをみるために、専門職のために開発していたクリニカルパス内容から家族が理解可能な内容を死の経験をした家族と打ち合わせて項目を抽出した。
これについて家族にその有用性を調査した。その結果この有用性は「家族と専門職との連絡やコミュニケーション」「ケア内容が示されるのでケア提供者に質問がしやすい」「家族がケアに計画的に参加できる」「良い取り組みのための助けとなる」など、パスが有用であることが確認できた。
しかし、このパスを患者本人には先々の経過を示すことになるので見せたいとは思わない家族が多かった。したがって家族と専門職にとって有用なパスといえる。
これらの結果に基づき(1)専門職用パスと(2)家族と専門職の共有パスの修正を行い、フィンランド・韓国・日本の3カ国で有用性評価の調査を行うことにした。3カ国間で討議し、さらに修正を加えた。また、各国の調査倫理委員会に提出するための共通書類を用意した。18年の5-6月より3カ国で事例調査を開始できる準備が整いつつある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 在宅ターミナルにおけるアウトカムに関する家族介護者と看護師の評価比較2005

    • 著者名/発表者名
      島内節, 村上満子, 大木正隆
    • 雑誌名

      第25回日本看護科学学会学術集会

      ページ: 68

  • [雑誌論文] Effects of Management to Home Care in Transition Period for Terminally Cancer Elderly2005

    • 著者名/発表者名
      大木正隆, 島内節, 遠山寛子, 中村香織
    • 雑誌名

      3^<rd> International Conference on Community Health Nursing

      ページ: 135

  • [雑誌論文] The Study of Grief Care for the Family Who Was a Care-Giver in Elderly Die2005

    • 著者名/発表者名
      遠山寛子, 島内節, 大木正隆, 中村香織
    • 雑誌名

      3^<rd> International Conference on Community Health Nursing

      ページ: 136

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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