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2005 年度 実績報告書

バイナリレベル軽量データ統合方式による高精度なC言語用CASEツールの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17500019
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京工業大学

研究代表者

権藤 克彦  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (50262283)

キーワードCASEツール / XML / ANSI C / バイナリレベル / データ統合
研究概要

新しい方式であるバイナリレベルデータ統合と軽量データ統合を使って,高精度なCASEツール(ソフトウェア開発ツール)を実現する手法の確立を目指し、C言語用,ELF/DWARF2,理解ツールに対象を限定したツール構築実験を行った。
一般にオブジェクト指向によるカプセル化がコンポーネント技術の中心となる.しかしながら,リポジトリの内容は複雑な構造を持ち,かつデータへのアクセス(使われ方)が多種多様のため,リポジトリ内をオープンにしたデータ統合方式が有効となる.x_debug, dxref, rxref, bscg, AXESなどの実装実験,および我々のDWARF2-XMLと従来手法のlibdwarf APIの比較によりデータ統合方式の優位性を示した.
またデータ統合方式を補完する識別子データマイニング手法を導入した.組み込み分野では割り込みを多用するため,クロスリファレンサなどの従来の開発環境だけではプログラム理解が困難である.これを補うため,識別子から重要な概念キーワードを抽出するアルゴリズムckTF/IDFを提案し,我々が構築した教育用OSであるudosに適用し,良い結果を得た(accuracy 57%,coverage 26%).
成果ソフトウェアは以下で公開している.
http://www.sde.cs.titech.ac.jp/~gondow/dwarf2-xml/
http://www.sde.cs.titech.ac.jp/~gondow/udos/
http://www.sde.cs.titech.ac.jp/~m-ohba/cktfidf/

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] C言語用CASEツールへのDWARF2デバッグ情報の応用2006

    • 著者名/発表者名
      権藤克彦, 鈴木朝也, 川島勇人
    • 雑誌名

      コンピュータソフトウェア 23・2(採録済み掲載決定)

  • [雑誌論文] Toward Mining "Concept Keywords" from Identifiers in Large Software Projects2005

    • 著者名/発表者名
      M.Ohba, K.Gondow
    • 雑誌名

      Int'1.Workshop on Mining Software Repositories(MSR2005),

      ページ: 48-52

  • [雑誌論文] プログラム理解に役立つ識別子からのコンセプトキーワード抽出法2005

    • 著者名/発表者名
      大場勝, 権藤克彦
    • 雑誌名

      電気情報通信学会技術研究報告 信学技報 105・25

      ページ: 25-30

  • [雑誌論文] アスペクト指向文書整理法を用いたプログラム理解ツールの紹介2005

    • 著者名/発表者名
      大場勝, 権藤克彦
    • 雑誌名

      組み込みソフトウェアシンポジウム(ESS2005)

      ページ: 174-175

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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