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2005 年度 実績報告書

オープンスペースネットワーク利用者認証システムOpengateの高機能化

研究課題

研究課題/領域番号 17500040
研究種目

基盤研究(C)

研究機関佐賀大学

研究代表者

渡辺 義明  佐賀大学, 理工学部, 教授 (10117294)

研究分担者 只木 進一  佐賀大学, 総合情報基盤センター, 教授 (00202169)
渡辺 健次  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (00220880)
江藤 博文  佐賀大学, 総合情報基盤センター, 助手 (10253585)
大谷 誠  佐賀大学, 総合情報基盤センター, 講師 (00380791)
キーワードセキュア・ネットワーク / 情報システム / ユーザ・インターフェース / インターネット高度化
研究概要

(1)Opengate はパケットフィルタリング型ファイアウォールのルール制御でネットワークの開放と閉鎖を行う。このためIPv6通信に対応するには、利用端末のIPv4とIPv6との両アドレスを知る必要がある。これを実現する仕組みを実装した試行システムを作成して学科規模の試験運用を行い、運用に耐えるものであることを確かめた。多様なノートPCが混在した100人規模の演習においても、目立ったトラブルを起こすことなく使用できた。
(2)従来は固定であった多くの設定値を、設定ファイルで統一的に変更できるようにした。さらに、認証サーバごとに別個の設定値を与えることができるようにした。
(3)Opengateは国内外の多くの組織に導入されている。そこで導入利用者や開発協力者の利便性を図るため、プロジェクトをSourceForge.netに登録し、そのサイトにおいてCVSを公開した。
(4)OpengateはC言語で書かれたCGIプログラムであり、Web環境における様々な機能を追加するには構築の負荷が大きい。そこでJava Servlet環境を利用してOpengateと同様な機能が実現できるかを確認するために基本機能を実装した。結果として充分に代替できるシステムとなりうることが分かった。
(5)クライアント側の操作性向上を目指して、Webブラウザの代わりとなるJavaアプリケーションを開発した。
(6)日本UNIXユーザ会などでのシステム紹介、学内で開かれる学会などへのシステム提供、国内外の導入管理者からのメールによる問い合わせを通して、管理側および利用者側の評価や改善点を得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 利用者移動端末に対応した大規模ネットワークのOpengateによる構築と運用2005

    • 著者名/発表者名
      只木進一, 江藤博文, 渡辺健次, 渡辺義明
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 46・4

      ページ: 922-929

  • [雑誌論文] Implementation of IPv6 functions for a network user authentication system opengate2005

    • 著者名/発表者名
      Makoto Otani, Katsuhiko Eguchi, Hirofumi Eto, Kenzi Watanabe, Shin-ichi Tadaki, Yoshiaki Watanabe
    • 雑誌名

      Proceedings of the 33rd annual ACM SIGUCCS conference on User services, Monterey, CA, USA November 06-09,2005

      ページ: 283-286

  • [雑誌論文] Java Servletを用いたネットワーク利用者認証システムの開発2005

    • 著者名/発表者名
      野村武志, 當房新一, 渡辺義明, 渡辺健次, 江藤博文, 只木進一
    • 雑誌名

      学術情報処理研究 9

      ページ: 85-89

  • [雑誌論文] Javaを用いたOpengateクライアントの開発2005

    • 著者名/発表者名
      真鍋憲市, 江口勝彦, 渡辺健次
    • 雑誌名

      学術情報処理研究 9

      ページ: 91-94

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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