研究課題
基盤研究(C)
(1)Opengate はパケットフィルタリング型ファイアウォールのルール制御でネットワークの開放と閉鎖を行う。このためIPv6通信に対応するには、利用端末のIPv4とIPv6との両アドレスを知る必要がある。これを実現する仕組みを実装した試行システムを作成して学科規模の試験運用を行い、運用に耐えるものであることを確かめた。多様なノートPCが混在した100人規模の演習においても、目立ったトラブルを起こすことなく使用できた。(2)従来は固定であった多くの設定値を、設定ファイルで統一的に変更できるようにした。さらに、認証サーバごとに別個の設定値を与えることができるようにした。(3)Opengateは国内外の多くの組織に導入されている。そこで導入利用者や開発協力者の利便性を図るため、プロジェクトをSourceForge.netに登録し、そのサイトにおいてCVSを公開した。(4)OpengateはC言語で書かれたCGIプログラムであり、Web環境における様々な機能を追加するには構築の負荷が大きい。そこでJava Servlet環境を利用してOpengateと同様な機能が実現できるかを確認するために基本機能を実装した。結果として充分に代替できるシステムとなりうることが分かった。(5)クライアント側の操作性向上を目指して、Webブラウザの代わりとなるJavaアプリケーションを開発した。(6)日本UNIXユーザ会などでのシステム紹介、学内で開かれる学会などへのシステム提供、国内外の導入管理者からのメールによる問い合わせを通して、管理側および利用者側の評価や改善点を得た。
すべて 2005
すべて 雑誌論文 (4件)
情報処理学会論文誌 46・4
ページ: 922-929
Proceedings of the 33rd annual ACM SIGUCCS conference on User services, Monterey, CA, USA November 06-09,2005
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学術情報処理研究 9
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