研究課題
本研究は、ユビキタス環境での次世代の就労形態を支援するためのエージェント型テレワーク支援システムの開発を目的とする.このために、従来型のテレワーク支援モデルをユビキタス環境に展開した新しいテレワーク支援モデルの定式化と、これに基づくテレワーク支援システムの設計と実装を行い、その評価実験を行うことが必要である.平成17年度には、ユビキタス環境において支援すべきテレワークのプロセスをモデル化し、平成18年度は、これらのプロセスを実行するエージェントの設計と、これらのエージェントが動作するプラットフォームの開発を行った.具体的には、以下の開発を行った.(1)ユビキタス型テレワーク支援システムのエージェント型アーキテクチャの設計平成17年度に定式化したユビキタス型テレワークの支援機能を実装するために、ユビキタス環境で動作するエージェントとこれと連携するWebのエージェントをプログラムするしくみの設計を行った.次に、このしくみを利用したユビキタス型テレワーク支援システムのエージェント型アーキテクチャの設計を行った.(2)ユビキタス型テレワーク支援のためのユビキタスエージェントの設計(1)で設計を行った、ユビキタス型テレワークの支援機能を実装するために、GPS情報の獲得や、携帯電話の制御を行うユビキタス環境で動作するユビキタスエージェントの設計を行った.(3)ユビキタス型テレワーク支援用のエージェントプラットフォームの実装(1)および(2)で設計を行ったテレワーク支援エージェントを実装するために、ユビキタス環境で動作するエージェントプラットフォームの開発を行った.本プラットフォームを用いることにより、携帯電話などのユビキタス装置をエージェント化することが可能になり、また先行研究により開発されたエージェントプラットフォームDASHのエージェントとの通信と連携が可能になることを確認した.
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (6件)
Proc. of Web Information System and Technology 2007 Barcelona, March
ページ: 107-112
日本知能情報ファジー学会誌 vol.18,n0.2
ページ: 196-212
情報処理学会誌 voL47,no.8
ページ: 811-816
Proc. Of the 11^th International Symposium on the Management of Industrial and Corporate Knowledge Stellenbosch, August
ページ: Paper 15
電子情報通信学会人工知能と知識処理研究会 106・399
ページ: 1-6
電子情報通信学会 人工知能と知識処理研究会 106・399
ページ: 17-11