• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

研究者の役に立つ著作権とセキュリティを考慮した知識の発見と流通に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500048
研究機関神奈川大学

研究代表者

木下 宏揚  神奈川大学, 工学部, 教授 (70202041)

研究分担者 鈴木 一弘  神奈川大学, 工学部, 助手 (50514410)
稲積 泰宏  富山大学, 大学院・理工学研究科, 講師 (30367255)
キーワード情報セキュリティ / 著作権管理 / 情報検索 / 経路制御 / Covert channel
研究概要

IT enable networkにおいて、著作権で管理された情報とプライバシー情報の配布は重要な問題となっている。そこで、著作権管理とプライバシー情報の管理に関連性があることを示す。本研究では、匿名通進路を通して情報配布者と管理すべき情報に伴ったモバイルエージェントとの通信を行う手法を提案した。また、配布済のデータの位置を特定し、匿名経路制御を行う方法を提案した。この方式では、ルータ上に経路制御の履歴を残し、これに基づいた経路制御を行う。この手法を適用することにより、デジタルコンテンツやプライバシー情報の利用目的を変更したり二次利用の際に発生する複数の権利者が関連した著作権の調停を自律的に行うことが可能となる。インターネットに於けるクラウド,と言う概念を「検索システムと情報産出システムを基盤として,対象世界の関係を述語論理で記述しアドレス空間を関係付けた意味論」と定義した。本研究は,クラウドの中の社会システムと個人の環境に情報フロー制約機能を埋め込むためのエージェントシステムを提案した。エージェントシステムが持つべき制約とは,アクセス制御・情報フロー制御・推論制御である.エージェントシステムは個人や組織のシステム内部からの情報漏えいを防止し,システム外部からの情報改竄を防止する.Dublin Coreを参考にした非文字資料に適したメタデータの提案を最初に,意味情報を加味した非文字資料のディジタルアーカイブ化に関連する研究を行ってきた.その中で,Contextの記述にはトピックマップが適しているとしてきた.本研究では,トピックマップによるContextの記述を推し進め,意味情報ネットワークを構築する際にContextの適切な分割をどのように行えばよいのか,Contextの特性を考察し実際にデータ構造を与えてみることでどのような利用法があり利点があるのかを示した.

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] A network for copyright management and contro of private information, (ITeS) (2008-8).2008

    • 著者名/発表者名
      Hirotsugu Kinoshita, Tetsuya Morizumi
    • 雑誌名

      The 2008 Symposium on Applications & the Internet The Workshop on ITeS : IT enabled Services DOIIO. 1109/SAINT2008.80

      ページ: 448-451

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Colorizationを用いた画像圧縮符号化のための色指定情報抽出法2008

    • 著者名/発表者名
      宮田高道, 小宮山裕樹, 稲積泰宏, 八島由幸, 酒井善則
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会誌 Vol. 62, No. 11

      ページ: 1810-1818

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Study of the Improvement of Perceptual Image Quality based on Tagged Web Image Database2008

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiro Inazumi, Akihiro Tani, Yuukou Horita
    • 雑誌名

      The Third International Workshop on Image Media Quality and its Applications IMQA2008

      ページ: 211-214

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Removing meta-noise based on a tagged image database2008

    • 著者名/発表者名
      Keita Funahashi, Yasuhiro Inazumi, Yuukou Horita
    • 雑誌名

      The Third International Workshop on Image Media Quality and its Applications IMQA2008

      ページ: 215-218

    • 査読あり
  • [雑誌論文] タグ付けされたWeb画像データベースを, 用いた静止画像符号化法2008

    • 著者名/発表者名
      稲積 泰宏, 谷 亮広, 宮田 高道, 矢尾 哲彦, 堀田裕弘
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D Vol. J91-D, No. 8

      ページ: 1976-1978

    • 査読あり
  • [学会発表] インターネットに於ける意味論的なグラウトのためのアクセス制御エージェントシステムの提案信学技報, vol. 108, no. 459, SITE2008- 82, pp225-230, 2009年3月2009

    • 著者名/発表者名
      森住哲也, 木下宏揚
    • 学会等名
      信学技報, vol. 108, no. 459, SITE2008-82, pp. 225-230
    • 発表場所
      大分県
    • 年月日
      20090300
  • [学会発表] 人間関係ダイアグラム評価を導入した地域SNSでの地域通貨の使用2008

    • 著者名/発表者名
      清水孝治, 戸田瑛人, 木下宏揚, 森住哲也
    • 学会等名
      信学技報, vol. 108, no. 331, SITE2008-37, pp. 7-12
    • 発表場所
      日本大学
    • 年月日
      20081200
  • [学会発表] 直観主義論理に基づく統合セキュリティモデルのアクセス規則について〜競合属性と階層属性を組み合わせた場合〜. About th2008

    • 著者名/発表者名
      森住哲也, 木下宏揚, 辻井重男
    • 学会等名
      信学技報, vol. 108, no. 244, SITE2008-31, pp. 9-14
    • 発表場所
      神奈川大学
    • 年月日
      20081000
  • [学会発表] Context表現のための手法の考察2008

    • 著者名/発表者名
      山下裕平, 森住哲也, 木下宏揚
    • 学会等名
      信学技報, vol. 108, no. 60, SITE2008-24, pp. 103-108
    • 発表場所
      福岡県
    • 年月日
      20080700
  • [学会発表] 多元社会の意味ネットにおける存在論と認識論の役割 〜社会システムのアクセス制御agentの視点から〜2008

    • 著者名/発表者名
      森住哲也, 木下宏揚, 辻井重男
    • 学会等名
      信学技報, vol. 108, no. 160, SITE2008-23, pp. 97-102
    • 発表場所
      福岡県
    • 年月日
      20080700
  • [産業財産権] カラー画像の圧縮符号化方法、復号化方法、カラー画像の圧縮符号化装置および復号化装置

    • 発明者名
      稲積泰宏, 木下宏揚
    • 権利者名
      神奈川大学
    • 産業財産権番号
      特許公開2008-72254

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi