研究課題
このプロジェクトの主な目的は、拡張されたスプレッドシートモデルと適当なインタフェースを開発することにより、一般のユーザがシートの演算構造もセルの値と同様に変えることを可能にし、異なった演算結果の検索や比較を支援することである。1.スプレッドシートのプログラミングモデルの拡張(1).セル間の式によってできた依存関係を表すオブジェクトを調理法の比喩を使ってRecipeと名づけ、Recipeの属性、関数、組み合わせ方などを決めた(2).演算がRecipeで定義されているスプレッドシート環境(RecipeSheet)のデザインとプロトタイプを開発した(3).RecipeSheetの定義と編集を支援するユーザインタフェース技術のデザインとプロトタイプを開発した2.複数のシナリオを制御するためのインタフェース技術のデザインと評価(1).以前研究開発してきたSubjunctive Interfaceの概念に基づき、上記でのスプレッドシートモデルを使って異なるシナリオを探索するための技術のデザインとプロトタイプを開発した(2).本研究科にいるバイオインフォマティクス研究者や海外でE-learningに取り組んでいる研究者の協力を得て、RecipeSheetの応用例を作成し、複数のシナリオを同時に制御できることを確認した(3).一般のユーザに対してRecipeSheetの使いやすさの評価を得るための実験を計画した[研究協力者]上述の成果を得るにあたり、コペンハーゲン大学コンピュータサイエンス学部のKasper Hornbaek助教授を一度招聘し、コペンハーゲン大学を訪問した。
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Lecture Notes in Artificial Intelligence 3847
ページ: 143-158
21 COE Program : Meme-Media Technology Approach to the R&D of Next-Generation Information Technologies (progress report) 印刷中
Lecture Notes in Computer Science 3782
ページ: 176-188