• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

演算の自在な組合せにより試行錯誤的探索を支援するスプレッドシート環境の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17500053
研究機関北海道大学

研究代表者

ランザー アラン エドワード  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, COE特任助教授 (50374608)

キーワード計算機システム / 情報システム / ユーザインターフェース
研究概要

このプロジェクトの主な目的は、拡張されたスプレッドシートモデルと適当なインタフェースを開発することにより、一般のユーザがシートの演算構造もセルの値と同様に変えることを可能にし、異なった演算結果の検索や比較を支援することである。
1.スプレッドシートのプログラミングモデルの拡張
(1).セル間の式によってできた依存関係を表すオブジェクトを調理法の比喩を使ってRecipeと名づけ、Recipeの属性、関数、組み合わせ方などを決めた
(2).演算がRecipeで定義されているスプレッドシート環境(RecipeSheet)のデザインとプロトタイプを開発した
(3).RecipeSheetの定義と編集を支援するユーザインタフェース技術のデザインとプロトタイプを開発した
2.複数のシナリオを制御するためのインタフェース技術のデザインと評価
(1).以前研究開発してきたSubjunctive Interfaceの概念に基づき、上記でのスプレッドシートモデルを使って異なるシナリオを探索するための技術のデザインとプロトタイプを開発した
(2).本研究科にいるバイオインフォマティクス研究者や海外でE-learningに取り組んでいる研究者の協力を得て、RecipeSheetの応用例を作成し、複数のシナリオを同時に制御できることを確認した
(3).一般のユーザに対してRecipeSheetの使いやすさの評価を得るための実験を計画した
[研究協力者]
上述の成果を得るにあたり、コペンハーゲン大学コンピュータサイエンス学部のKasper Hornbaek助教授を一度招聘し、コペンハーゲン大学を訪問した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] An Enhanced Spreadsheet Supporting Calculation-Structure Variants, and its Application to Web-Based Processing.2006

    • 著者名/発表者名
      Lunzer, A.
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Artificial Intelligence 3847

      ページ: 143-158

  • [雑誌論文] RecipeSheet Support for Exploratory Composition of Resources2006

    • 著者名/発表者名
      Lunzer, A.
    • 雑誌名

      21 COE Program : Meme-Media Technology Approach to the R&D of Next-Generation Information Technologies (progress report) 印刷中

  • [雑誌論文] Subjunctive Interfaces in Exploratory e-Learning2005

    • 著者名/発表者名
      Jantke, K.-P.
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 3782

      ページ: 176-188

  • [図書] Federation over the Web2006

    • 著者名/発表者名
      Jantke, K.P., Lunzer, A., Spyratos, N., Tanaka, Y.(Eds.)
    • 総ページ数
      214
    • 出版者
      Springer Verlag

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi