• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

感性情報処理に基づく実写ビデオのイラストレーション映像への変換手法

研究課題

研究課題/領域番号 17500055
研究機関埼玉大学

研究代表者

近藤 邦雄  埼玉大学, 工学部, 助教授 (20205553)

キーワードコンピュータグラフィックス / NPR / 感性情報処理 / 映像表現
研究概要

本研究の目的は、テレビカメラなどで撮影した映像をもとに、さまざまな分野で利用されているイラストレーション映像へ変換する描画手法を開発することである。本研究では、我々がすでに研究発表している一枚の画像のイラストレーションへの変換手法を発展して、実写映像をイラストレーション映像に変換する手法を提案する。
このために以下のことを行った。
(1)入力映像に対して、特徴となる人が注目する部分を色や形の認知処理によって抽出し、画像の特徴と人の感性との関係を明らかにした。本研究において画像の特徴を表すために色の注目度や画像の複雑さを画像処理手法によって計算する手法を開発した。これらの手法は感性情報処理に基づく画像検索において提案したイメージカラー(インデックスカラー)の自動抽出法であり、従来から提案されている手法を改良した。この提案手法は、従来の画像処理分野における限定色を求める手法では得ることができなかったことを解決した。
(2)特徴部分を表現するために、画家の描画手法を分析し、それをもとに特徴の強調や省略のアルゴリズムを提案した。ここで(1)で明らかにした強調省略のための描画パラメータを提案し、複数の描画手法を評価した。
(3)デジタル映像を入力し、リアルタイムでNPR手法を利用した映像変換システムを構築した。このシステムは、映像変換フィルタ部分のソフトウエアを独立するように構築しているので、さまざまなフィルタの追加が容易である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Binary Contour Image Down Scaling For Pixel Art,2006

    • 著者名/発表者名
      Kazuaki Suzuki, Kunio Kondo
    • 雑誌名

      International Workshop on Advanced Image Technology 2006

      ページ: S10-3

  • [雑誌論文] The classification technique using the composition of photographs for KANSEI retrieval2006

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Kuriyama, Kunio Kondo
    • 雑誌名

      International Workshop on Advanced Image Technology 2006

      ページ: S12-3

  • [雑誌論文] Vision based Feature Analysis of Paintings and Parametric Transformation2005

    • 著者名/発表者名
      Takashi Yoneyama, Kunio Kondo, Masaki Fujihata
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd annual conference of Asia Digital Art and Design Association

      ページ: 88-89

  • [雑誌論文] Image Generation Method using Area Division and Color Exaggeration2005

    • 著者名/発表者名
      Yukiko UNAMI, Kunio KONDO
    • 雑誌名

      Proceedings of the 3rd annual conference of Asia Digital Art and Design Association

      ページ: 108-109

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi