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2006 年度 実績報告書

大量マルチメディアデータの高速類似検索手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500060
研究機関電気通信大学

研究代表者

小早川 倫広  電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 助手 (00334582)

キーワード類似検索 / マルチメディアデータ / 索引構造 / 多次元 / 時系列データ
研究概要

本研究は,マルチメディアデータ検索の重要な基礎技術である近傍探索技術の高速化を目的とする.具体的には,楽曲から抽出される特徴量の時系列データに対する高速検索手法の開発と,画像から抽出される高次元特徴ベクトルの集合に対する高速近傍探索手法の開発を行う.我々は,研究期間内に,Lp距離間の変換規則を基にした索引構造の生成アルゴリズムを実装し,大量時系列データと画像データの2種類のデータベースに対して索引空間を生成し,高速な検索が可能であるかどうかを検証する.
本年度の目的は,大量の多次元時系列データを用意し,用意した多次元時系列を問い合わせとし,多次元時系列区間を高速に検索するための索引構造の提案を行うことであった.
目的に対して,
1.約18,000曲の楽曲に対して、TwinVQ圧縮を適用し,圧縮時に算出される1024次元のMDCT係数,21次元の自己相関係数,20次元のLSPパラメータ,40次元のLPCケプストラムなどのデータを取得した.
2.約3,500曲からなるデータ集合を作成し,40次元のLPCケプストラムの時系列を検索する実験を行った.索引構造を用いない手法では,一回の問い合わせに要する検索時間は約45分程度であることがわかった.
3.現在,Lp距離間の変換規則を基にした索引構造による検索実験を開始し始めた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] A Partial Retrieval of Music Data with Different Bit Rate Using MPEG-4 TwinVQ Audio Compression (to appear, April 15)2007

    • 著者名/発表者名
      M.Kobayakawa, M.Hoshi
    • 雑誌名

      Proc. IEEE Int. Workshop on Multimedia Databases and Data Managements

  • [雑誌論文] 自己相関係数を用いたカバー曲検索への試み2007

    • 著者名/発表者名
      津田啓太郎, 小早川倫広, 星守, 大森匡
    • 雑誌名

      清報処理学会第69回全国大会 分冊2

      ページ: 2-119-2-120

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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