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2005 年度 実績報告書

確率モデルに基づく意図・状態理解とコミュニケーション制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500128
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪工業大学

研究代表者

佐野 睦夫  大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30351464)

キーワードコミュニケーション制御 / 意図理解 / 状態認識 / インタラクション制御 / 確率推論 / ベイジアンネットワーク / コミュニケーションロボット
研究概要

人間から観測される不確実性のある多種多様な情報からの意図・状況理解および人間がストレスを感じない自然なコミュニケーション制御方式を明らかにするため、17年度は、以下のように、コミュニケーションモデル生成の体系化を進めるとともに、実証実験のためのコミュニケーションロボットの構成要素を明らかにし、試作を行った。同時に、意図・状況理解のためのセンシング方式に関する検討も行った。
1.コミュニケーションモデル生成の体系化に関する検討
人間・ロボット間の状況に対応するコミュニケーション相互作用モデルとして、インタラクションスキーマを定義し、それに基づいた階層的な確率的状態遷移モデルを提案した。具体的には、複数の状況依存モジュール郡から構成され、再利用可能な粒度をもつ「インタラクションモデル階層」、複数のインタラクションモジュール群から構成される「行動モデル階層」とし、再利用化と確率推論計算コストの低減化を図った。行動モデルとして、巡回動作、気づき、コミュニケーション距離の調整といった複数のインタラクションモジュールから構成される巡回型タスクモデルをとりあげて定式化を行い、その結果について大会論文発表を行った。
2.コミュニケーションロボットの構成要素の明確化とその試作
「説明する」「教える」「気付かせる」「指し示す」などの基本的なコミュニケーション機能を実現するために必要な構成要素を明確化し、実装を行った。現在、巡回タスクモデルが評価できるところまで、実装が進んでいる。本ロボットは3月の展示会に出展した。
3.意図・状況理解のためのセンシング方式
ステレオカメラから検出されたユーザの軌跡に、アクティブ型RFIDのユーザIDを対応させる同定・位置検方式の評価を進め、大会論文発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 確立モデルに基づくコミュニケーション制御と対話ロボット2006

    • 著者名/発表者名
      仲川潤, 佐野睦夫
    • 雑誌名

      情報処理学会第68回全国大会講演論文集

      ページ: 1T-7

  • [雑誌論文] ステレオカメラとBFID-Tagを併用した個人位置同定手法2006

    • 著者名/発表者名
      坂本龍哉, 久保和寛, 岡本直樹, 佐野睦夫
    • 雑誌名

      情報処理学会第68回全国大会講演論文集

      ページ: 6M-5

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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