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2005 年度 実績報告書

介護補助を目的とする言語的人間動作理解システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17500132
研究種目

基盤研究(C)

研究機関福岡工業大学

研究代表者

横田 将生  福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (50112313)

研究分担者 小田 誠雄  福岡工業大学, 短期大学部, 教授 (10185598)
キーワード介護補助 / 人間動作 / 言語的理解 / 人工知能 / マルチメディア理解
研究概要

本研究の最終目的は,各種センサから得られる人間の動作データと自然言語文章を相互に変換する能力を持つ知的システムを構築し,文字や音声で高齢者や障害者の動作異常を,例えば,"Aさんの体が折れ曲がったままです"などと報知,あるいは,"Bさんの歩行の様子はどうか?"などの問い合わせに言葉や映像で返答させることにより介護補助に役立てることにある.
科学研究費の交付希望期間内に行う事柄は,以下の3点である:
(a)モーションキャプチャを介してえられる人間の動作データ(人体部位座標の時系列パターン)と日本語動作概念("反らす"や"屈む"など)およびそれらに関連する補助概念("ゆっくり"や"激しく"など)との対応づけ(いわゆる,記号接地-Symbol Grounding-)を行う。
(b)モーションキャプチャの動作データを自動的に自然言語表現に変換するシステムを構築する.
(c)自然言語による動作に関する問い合わせに言葉および映像で応じるシステムを構築する.
平成17年度としては以下の事柄を達成することができた。
(1)単語の収集:
日本語シソーラスより人間の動作に関する単語("屈む"や"倒れる"など)を約30種類抽出し収集した.(小田担当)
(2)文章の収集:
日本語文章コーパスから収集した動作単語が関連する表現約300を収集しデータベースとして蓄積した.このデータ収集蓄積は主にインターネットを利用して行った。(小田 担当)
(3)言語データの構造分析:
既存の自然言語解析ソフトを利用し,コーパスから収集した表現の形態素および構文解析を行い,動作データ文章化のための小規模文法(sub-grammar)を設定した.(小田 担当)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Cross-media Operations between Text and Picture Based on Mental Image Directed Semantic theory2005

    • 著者名/発表者名
      Yokota, M., Capi, G.
    • 雑誌名

      WSEAS Trans.on INFORMATION SCIENCE and APPLICATIONS Issue 10,2

      ページ: 1541-1550

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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