研究概要 |
昨年度行った3水準の単純配列から得られる釣合い型2次計画(3^m-BSOD)の構築について、少しミスがありそれらを修正した。3^m-BSODについての成果は下記の通りである。 ★Balanced second-order designs of resolutions R({00,10,20}|Ω) andR({00,10}|Ω) for the 3^m factorial (2006年度日本数学会(9月19〜22日:於大阪市立大学)で口頭発表) ★Balanced second-order designs of resolutions R({10}∪S|Ω) for the 3^m factorial (2007年度日本数学会(3月27〜30日:於埼玉大学)で口頭発表) ★Balanced second-order designs of resolutions R({,10}∪S|Ω) for 3^m series(投稿中) 本年度は又、分解能IVの計画の考察も行った。平成18年度の研究実施計画に添って研究実績の概要を述べる: ●計画の構築:(i)分解能IVの計画の構築を、3^m-BSODで使用した"制約された単純配列"から構成する計画であったが、うまく一般の指標集合を持つ単純配列からグラム行列が求まった。 (ii)上記(i)で求めたグラム行列を用いて、分解能R({00,10,01,20,02}|Ω)の計画を、一般の因子数(=m≧4)に対して構成できた。成果は今秋の日本数学会で口頭発表する予定である。 ●最適基準作り:(i)ブロック計画における最適基準を応用する方法は、我々が提案した1番目の基準に近く、うまく応用できていない。 (ii)新しい基準は未だ求まっていない。 ●最適計画:(i)現在、3^m-BSODの最適計画を、4【less than or equal】m【less than or equal】8の範囲で求めている段階である。 (ii)上記'計画の構築(ii)'で求めた分解能の計画の最適計画も、4【less than or equal】m【less than or equal】8の範囲で求めている段階である。 (iii)上記'最適基準作り(ii)'で述べたように、未だ新しい基準が求まっていないので、この最適計画は未だである。
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