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2006 年度 実績報告書

コンピュータ支援人工膝関節置換術の精度向上のための超音波装置の開発と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 17500328
研究機関神戸大学

研究代表者

村津 裕嗣  神戸大学, 大学院医学系研究科, 医学研究員 (30273783)

研究分担者 長宗 高樹  神戸大学, 大学院医学系研究科, 特命講師 (80397827)
水野 清典  神戸大学, 大学院医学系研究科, 特命講師 (40418778)
黒田 良祐  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (80379362)
吉矢 晋一  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00201070)
黒坂 昌弘  神戸大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70170115)
キーワード情報工学 / 超音波 / 電磁センサ / コンピュータ支援手術 / 膝 / 人工関節 / 臨床 / 整形外科
研究概要

目的:
前年度にて以下の初期的技術開発を行った。(1)皮膚表面より骨表面形状取得に適した超音波探触子の開発(2)超音波デバイスと3次元電磁センサ技術を用いた骨表面3次元形状の取得。しかし、種々の条件下で再現実験を行うと、軟部組織が薄い場合には骨表面からの反射波が超音波の送信波と重畳され分離困難な状態になる事が分かった。そこで、本年度の目的として、軟部組織の厚さに影響されない、より再現性の高いデバイスの開発をおこなった。
実験:
非常に薄い軟部組織を補足するために、超音波探触子表面に一定の厚さのギャップを作成し、プローブと骨表面の距離を保つ事で反射波と送信波との重畳の回避を試みた。超音波探触子は前年度で選定した0.8-3MHzの広帯域の探触子を用いて行った。実験対象としては、屍体膝を用い、大腿骨の内外上顆周辺を計測対象とし、超音波デバイスと3次元電磁センサを用いて骨表面の形状取得を試みた。
結果:
ギャップの装着により、大腿骨内外上顆願周辺の軟部組織が非常に薄い部位においても反射波と送信波の重畳は回避できた。しかし、新たな課題として、超音波探触子表面にギャップを追加した事で、骨表面に垂直方向に超音波を送信することが困難なことが明らかとなり、ギャップ内での超音波の乱反射現象が生じ、反射波が探触子表面まで到達できない現象が新たに認められ、より再現性の高い計測のためには送信と受信を独立分割させた超音波探触子の開発が必要と考えられた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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