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2006 年度 実績報告書

脊髄損傷対麻痺者における運動時Natural Killer Cell活動変動

研究課題

研究課題/領域番号 17500368
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

田島 文博  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00227076)

研究分担者 中村 健  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80299635)
峠 康  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10372864)
キーワード運動器リハビリ / スポーツ医学 / 理学療法 / 免疫学 / 脊椎脊髄病学
研究概要

研究計画に従い、脊髄損傷対麻痺者を対象として本実験を行った。研究の参加に同意を得た脊損者7名(343±7.1)と健常者6名(28.8±7.7)に同じプロトコールで測定を行った。事前に上肢エルゴメーターを用いて測定した最大酸素摂取量は脊損者27.9±3.0、健常者25.7±4.1ml/kg/minで差を認めなかった。それぞれの被験者の最大酸素摂取量の60%負荷でエルゴメーターによる2時間の連続運動を実施した。運動前、運動開始1時間、運動終了、運動終了2時間で採血を行い、NK細胞活性、PGE、コルチゾール、アドレナリンの血中濃度測定を行った。同時に、CBCの測定も行った。その結果、白血球数は両群とも運動開始とともに上昇した。NKCAの結果は、健常者では運動開始時間から運動終了2時間後まで上昇を認めた(P<0.05)。一方、脊損者では運動終了直後に低下(P<0.05)し、運動終了後2時間で回復した。血中アドレナリンは両群とも運動中上昇(P<0.05)し、運動終了2時間後回復した。血中コルチゾールは両群で、実験を通じて変動を認めなかった。PGE2は脊損者では運動終直後に浄書し、運動終了2時間後に回復したが、健常者のPGE2は実験中変化を示さなかった。本実験により、脊損者は2時間の最大酸素摂取量60%のエルゴメーター運動によりNKCAが低下することが判明した。今回の測定の結果より、NKCA低下にPGE2が関与している可能性がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Attenuation of natural killer cell activity during two-hour exercise in individuals with spinal cord injuries2007

    • 著者名/発表者名
      Ueta M, Furusawa K, Takahashi M, Akatsu Y, Nakamura T, Tajima F
    • 雑誌名

      Spinal Cord (inpress)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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