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2005 年度 実績報告書

介護老人保健施設における言語聴覚障害スクリーニングテストの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17500386
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州保健福祉大学

研究代表者

飯干 紀代子  九州保健福祉大学, 保健科学部言語聴覚療法学科, 助教授 (80331156)

研究分担者 山田 弘幸  九州保健福祉大学, 保健科学部言語聴覚療法学科, 教授 (70331155)
笠井 新一郎  九州保健福祉大学, 保健科学部言語聴覚療法学科, 教授 (50341657)
倉内 紀子  九州保健福祉大学, 保健科学部言語聴覚療法学科, 教授 (60320488)
キーワード言語聴覚障害 / スクリーニング / 高齢者 / 介護老人保健施設 / 聴覚障害 / 失語症 / 運動障害性構音障害
研究概要

介護老人保健施設(以下、老健)利用者の言語聴覚障害(聴覚、言語、構音)を簡便に選別するスクリーニングの開発に向けて、課題の選出、妥当性と信頼性の検討を行った。聴覚領域におけるスクリーニング課題は、聴覚検査の基本ある純音による聴覚検査である。測定周波数は会話領域を主とした0.5〜4KHz、検査機器は価格が比較的低く、操作が簡便な乳幼児用簡易オージオメータInteracoustics Pediatric Audiometer PA5(以下、携帯型)とした。老健利用者および在宅高齢者86例に携帯型によるスクリーニングとオージオメータによる聴力検査を実施し併存的妥当性を分析中である。また、対象より無作為抽出した20例について再検査法による信頼性を分析中である。言語領域におけるスクリーニング課題は、本邦の失語症検査より老健利用者の視知覚や手指巧緻性低下を考慮して選出した16項目71課題である。失語症者51例、対照として脳損傷非失語症者10例、認知症者例17例、健常者21例にスクリーニングと標準失語症検査を実施し併存的妥当性を分析中である。また、対象より無作為抽出した20例について再検査法による信頼性を分析中である。構音領域におけるスクリーニング課題は、国内外の運動障害性構音障害評価方法より老健利用者の視知覚や認知症等による理解力の特徴を考慮し、かつ構音の異常を敏感に検出しうることを考慮して選出した、ことわざの音読および復唱、1〜10の数唱である。運動障害性構音障害44例、対照として脳損傷非構音障害14例、認知症15例、健常者10例にスクリーニングと音声言語医学会作成運動障害性構音障害検査短縮版を実施し併存的妥当性を分析中である。また、対象より無作為抽出した20例について再検査法による信頼性を分析中である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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