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2006 年度 実績報告書

短距離折返し走における折返し動作に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500458
研究機関松江工業高等専門学校

研究代表者

森田 正利  松江工業高等専門学校, 人文科学科, 助教授 (60259918)

研究分担者 森山 恭行  松江工業高等専門学校, 人文科学科, 助教授 (50270319)
キーワード折返し走 / 動作解析 / 短距離走 / スピード持続 / コントロールテスト
研究概要

本年度の研究実施計画に基づいて実験および解析をすすめた。
・疾走速度維持能力がパフォーマンスに強い影響を及ぼす球技(特にサッカー、ラグビー、ハンドボールおよびバスケットボール)に焦点をあて、「連続した折返し走」を実施することで、能力把握のために有用な測定項目のひとつを提示することができた。具体的には、幅広い競技レベルの選手を対象として有酸素能力を評価する為のシャトルランと同じような設定となる「連続した折返し走」を、最大疾走速度を維持する運動として行わせ、スピード持続能力を評価するための基礎的資料を得ることができた。
・折返し動作に関する三次元的解析を行うことにより、運動効率のよい折返し動作のポイントを解明した。
実験:球技選手に求められる能力を評価可能な設定での「連続した折返し走」を実施幅広い競技レベルの選手を対象とした。予備実験により得られた資料から、サッカー、ラグビー、ハンドボールおよびバスケットボール選手に求められる疾走速度維持能力を評価する為に適した「連続した折返し走」を提案し、実際に測定した。タイムを測定する際に「ラン・タイム」と「ターン・タイム」に区別し測定した。また「ターン・タイム」も前半部分と後半部分に区別することで運動効率のよい折返し動作のポイントが明らかになった。また競技レベルによりそのタイムは変動することも判明した。
・競技レベルにより測定したトータルタイムには有意差が認められた。しかし「ラン・タイム」は競技レベルによる差はなく、「ターン・タイム」の差がトータルタイムに大きく影響していることが判明した。「ターン・タイム」のなかでも、前半部分(速度が0になるまでの局面)の差はなく、後半部分(速度0から加速する局面)の差が大きく影響していることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 短距離折返し走における折返し動作に関する基礎的研究2006

    • 著者名/発表者名
      森田正利
    • 雑誌名

      山陰体育学研究 (in printing)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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