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2005 年度 実績報告書

若者のひきこもりの日米比較、および自殺との関係についての調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500459
研究機関茨城大学

研究代表者

内田 千代子  茨城大学, 保健管理センター, 助教授 (80312776)

研究分担者 宮川 八平  茨城大学, 保健管理センター, 教授 (20219728)
キーワードひきこもり / 自殺 / 大学生 / スチューデントアパシー / 日米比較
研究概要

1.大学生のひきこもり
研究代表者が行っている「国立大学学生の休学・退学・留年及び死亡の調査」から、休学・退学・留年のいずれも上昇傾向にある。また、死因の第一位を自殺が占める状態が続いている。これらの経年変化についての、男女別、理系、文系、6年制(医、歯、獣)、学年別等の分析を行った。自殺については、さらに、手段、月、休学退学との関係、保健管理センターの関わり方、診断などについても分析した。このようにして、日本の大学生のひきこもり、スチューデントアパシーとの関係、及び自殺との関係についての現状把握を行った。
茨城大学で2年以上留年している学生及び休学中の学生に面接調査をするために、質問項目を作成および心理テストの準備を行った。うつ状態のSDS、性格傾向についてはCloningerのTemperament and Character Inventory、両親の養育態度についてはParent Bonding Instrument等、文献収集、検討、準備をした。
アメリカの大学の休学・退学・留年の状況及び扱いについて、例えば、何年在籍可能か・学期ごとの休学・復学が可能か、それらの理由はどのようなものがあるかなどについて、Yale大学などの担当者の聞き取り調査を行った。引き続き調査が必要である。Student Apathy状態で引きこもる学生は、本当にいないのか、自殺との関係はどうか、学業、文化、メンタルヘルス面での学生サービスの状況についての調査票を作成した。
2.中学生・高校生のひきこもり
Schwab-Stoneが開発したSAHAを基本調査として用いるため、SAHAについての説明をYale大学で受けた。日本語に翻訳した。ひきこもり状態および自殺行動を把握するために、追加項目を増やして日本の青少年に適切なアンケートを作成する必要がある。さらに、日本の中学生、高校生には不適切な項目もあるため削除の必要がある。Yale Child Studyとの協議を進めて完成しつつある。調査を行う学校との交渉、説明を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大学生の自殺を統計調査から考える2006

    • 著者名/発表者名
      内田千代子
    • 雑誌名

      Campus Health 43・1

      ページ: 76-78

  • [雑誌論文] 大学生における休・退学、留年学生に関する調査 第26報2006

    • 著者名/発表者名
      内田千代子
    • 雑誌名

      第27回大学メンタルヘルス研究会報告書

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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