研究課題/領域番号 |
17500468
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山本 眞由美 岐阜大学, 保健管理センター, 教授 (40313879)
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研究分担者 |
田中 生雅 岐阜大学, 保健管理センター, 准教授 (10262776)
武田 純 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40270855)
大庭 志野 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 助教相当 (70397321)
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キーワード | 生活習慣病 / 肥満 / 大学生 / 発症予防 / 保健指導 |
研究概要 |
1.昭和50年・昭和60年・平成7年に本学を卒業した同窓生を対象に、郵送による、健康調査を実施した。大学生の頃、ならびに現在の体重、生活習慣、そして現在の健康状態についてアンケート形式で回答してもらう冊子を作製し、郵送し、回収した。大学時代の体重・生活習慣と壮年期の健康状態について疫学的解析を実施した。卒後20年、30年の男性では、現在の体重は学生時代に比べて有意に増加しており、それぞれ平均8.3±5.9kg(BMIで3.0±0.6)、平均5.8±6.2kg(BMIで0.9±0.5)であった。卒後10年の男性でも平均3.7±5.8kg(BMIで1.3±0.4)の増加で有意さはなかったものの増加傾向であった。卒業後の体重増加が大きいほど、現在の脂肪肝、脂質異常賞、高血圧症の有病率が高く、大学卒業後に体重を含めた自己健康管理を行なうことが生涯の健康増進に繋がることが示唆された。したがって、大学生に対する健康教育は卒業後の自己健康管理能力にも重点を置くべきと考えられた。 2.平成17年度の定期健康診断を受診した、本学学生約7500名を対象に、体格ならびに生活習慣の調査を行い、特にBMI25以上の肥満学生について、血液検査(肝機能、血清脂質、空腹時血糖とインスリン、尿酸)と食行動調査を実施した。この実態と、保健指導実施後の効果について、平成18年度、19年度と経過を追跡し、解析を行なった。保健指導を受けた305人と受けなかった58人を比較すると、BMIで1.0以上減少したのは、指導有り群で45.5%と指導無し群の37.9%に比し、有意に多かった。適切な保健指導が有効であることが示唆された。
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