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2006 年度 実績報告書

高齢社会における健康都市づくり活動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500490
研究機関九州看護福祉大学

研究代表者

佐藤 林正  九州看護福祉大学, 社会福祉学科, 教授 (30133341)

キーワード健康都市 / ヘルシィ・シティ / 健康づくり / 社会医学 / 医療・福祉
研究概要

本年度の研究として、第一に、ヨーロッパにおける健康都市の各国ネットワークについて確認整理した。
健康都市は、第1段階(1988-1992)、第2段階(1993-1997)、第3段階(1998-2002)、第4段階(2003-現在)と発展しており、この間29か国で各国健康都市ネットワークが形成され、約1,300都市が健康都市づくりを実施している。健康都市づくりは地方と都市の健康づくりの重要性の認識と市町村自治体の健康に果たす基本的役割や継続的な展開によっていることが示された。それぞれの国内ネットワークの多くは、政府の財政や都市の拠出金に支えられてできており、そのメンバーは町や村やコミュニティも参加しており必ずしも都市だけは限らない。また、各国ネットワークは、協議会やNPO組織をとっているが市長などの政治家も関与しており、その役割は、政策的支援、健康都市のプロファイル提供、いい実践経験の分かち合い、新しい活動方法の支援、等であった。また、健康都市の視覚化や戦略的な拡大、健康政策の先駆的役割などを果たしていることが判明した。
第二に、カナダとアメリカにおける実践的試みについての聞き取り調査を行った。
UBCの研究から健康都市づくりで多用される中心概念(健康、QOL、health impact, health outcome healthy public policy)について整理し、ヘルスインパクトの評価法および健康的公共政策について検討した。また、バンクーバー・コースタル・ヘルス(VCH)の活動概要について整理検討した。その一例が「健康フォーラム」であり、関係者が参加して、地域の健康政策や、疾病予防やヘルスプロモーション、虚弱者への援助、新しい薬品や医療技術のコスト、慢性疾患のための医療システム改革、など多様なテーマで討議されていた。また、ロサンゼルスでは、市のNeighborhood Empowerment部の活動に着目して検討した。「隣人支援部」は、地域のQOLの改善、地域活動の情報収集、地域活動の優先順位づけ、草の根活動の推進などを役割としており、その主な活動は地域の組織化や自主的活動の支援、地域づくり等であると考えられた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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