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2006 年度 実績報告書

血液流動性からみた歩行運動の疾病予防に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500491
研究機関安田女子短期大学

研究代表者

木村 達志  安田女子短期大学, 保育科, 助教授 (70234367)

研究分担者 亀井 文  安田女子大学, 家政学部, 助教授 (90310846)
関川 清一  広島大学, 大学院保健学研究科, 助手 (30363055)
キーワード血液流動性 / 身体運動 / 運動強度 / 最大運動 / 全血通過時間 / MCFAN
研究概要

本年度の研究実績は,まず第1にThe 24th European Conference on Microcirculation (ECM)において「The influence of exercise on hemorheology」という演題で口頭発表を行ったことである(資料1).これは,先行研究などでは、身体運動を行った場合その種類や強度にかかわらず、運動実施後の血液流動性が低下するとの報告があった。当該発表では、運動強度を低・中・高の3種類設定し実施したところ、低・中強度では運動後に運動前と比較し有意な変化が認められなかった。これは、先行研究とは異なる結果であり運動の方法によっては、運動の実施が必ずしも血液流動性を低下させるものではないことを示した。
さらに,同研究に用いた測定装置(日本で新たに開発されたMC-FAN)が,血液流動性を評価する方法として有用であることも国際学会の場で示すことができた.
第2に,日本ヘモレオロジー学会誌9巻2号へ原著論文(資料2)「最大運動の血液流動性に及ぼす急性効果 第2報-血液流動性の変化に影響を与える因子の検討-」を発表したことである,これは,最大運動による血液流動性の変化に及ぼす要因について検討したものである.MCFANに用いた赤血球浮遊液および白血球浮遊液の試料通過時間によって、赤血球および白血球の流動性の評価を行った.その結果、最大運動による血液流動性の変化に及ぼす因子として,赤血球および白血球の流動性の変化よりも血球数の変化の影響が大きいことが考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 健康増進を目的とした至適運動条件の基礎的検討-血液流動性のサーカディアンリズムに着目して-2006

    • 著者名/発表者名
      木村 達志
    • 雑誌名

      日本ヘモレオロジ-学会誌 9.2

      ページ: 15-21

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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