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2005 年度 実績報告書

消費者団体の財政・人的基盤と消費者情報に関する日欧米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500497
研究機関弘前大学

研究代表者

丸山 千賀子  弘前大学, 教育学部, 助教授 (20324965)

キーワード消費者団体 / 財政基盤 / 人的基盤
研究概要

本研究では、消費者団体の運営と活動、今後の課題について、欧米の主要な消費者団体との比較研究を取り入れながら、調査・考察を進め、今後の発展について実証研究と理論構築の両方の側面から整理していくことを主たる研究内容としている。具体的には、研究課題名(「消費者団体の財政・人的基盤と消費者情報に関する日欧米比較研究」)にもあるとおり、「財政基盤」、「人的基盤」、「情報」の3点に重点をおいてまとめる予定である。
本年度は、欧州のヒアリング調査とこれまで実施した調査の整理を中心に研究を進めた。
欧州調査は、ベルギー、イギリス、フランスの状況を調査した.その結果、現在一般的に認識されているとおり、意識面を含む人的基盤や財政規模におけるほとんどすべての面で、欧州諸国の団体の方が活動基盤の整備が進んでいる状態であるが、事業者との連携については、日本が欧州とは違った意識を持っていることがわかった。日本には、事業者との連携を合理的に進めていきたいと考える団体も存在するが、欧州では、事業者から活動資金を受け取ると消費者団体の定義から外れるという認識が強く、非常にナーバスな問題として捉えられている。
これに対し、アメリカでは両方の立場をとる団体が存在するので、次年度の課題の一つとして研究を進めることにする。アメリカに関する資料については、本年度中に重要なものをいくつか収集したので、次年度においてもそれを整理しながら、継続的に資料収集を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Financial and Human Resource Bases of Consumer Organizations and Their Co-operation with Government and Business : A Comparative Study of Japan and the Europe2006

    • 著者名/発表者名
      丸山 千賀子
    • 雑誌名

      弘前大学学部紀要 95

      ページ: 85-91

  • [図書] 生活経済学2006

    • 著者名/発表者名
      清水哲郎 編
    • 出版者
      朝倉書店(公刊予定)(未定)
  • [図書] 第3回EU日本消費者対話報告書2005

    • 著者名/発表者名
      神田敏子 他
    • 総ページ数
      41
    • 出版者
      全国消費者団体連絡会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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