研究課題/領域番号 |
17500499
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
吉川 はる奈 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70272739)
|
研究分担者 |
重川 純子 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (80302503)
細渕 富夫 埼玉大学, 教育学部, 教授 (10199507)
薄井 俊二 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90185009)
|
キーワード | 子ども / 地域支援 / 生活実態調査 / 保育 / 放課後 |
研究概要 |
3つの研究プロジェクトをたちあげ、1年目、17年度は以下のように実施、結果を得た。 プロジェクトA:児童の放課後生活実態調査 現代の小学生の放課後の生活を明らかにするために、低学年と高学年を対象に生活実態調査を実施した。小学生の放課後の実態を、学校生活と家庭生活双方を含めた子どもの生活全体から、質問紙と行動観察を通して捉えることに本調査の特徴がある。研究結果からは、低学年が家族の生活時間の影響を強く受け、生活時間が乱れやすいこと、低学年,高学年双方とも行動観察から、生活内での行動の変容、特に姿勢の乱れや手指の使用の悪さが明らかになった。次年度は質問紙と行動観察の対象をさらに広げ、考察を行う予定である。 プロジェクトB:放課後児童指導員の勤務体制調査 放課後児童指導員の勤務体制調査の予備調査として、現在、放課後児童クラブに勤務している放課後児童指導員と自治体の子育て支援課の担当者をまじえ、聞き取り調査を行った。そこでの聞き取り調査の結果をもとに、次年度に実施する質問紙調査を作成した。次年度はこの質問紙調査を実施し、勤務体制について考察を行う予定である。 プロジェクトC:放課後児童指導員研修の実態調査 研修プログラム開発に向けて、現在自治体で実施している放課後児童指導員研修の実態と研修内容について調査を行った。まず予備調査として放課後指導員と自治体の子育て支援担当者に聞き取り調査を行い、その結果をもとに質問紙を作成、200自治体に実施した。現在結果を集計中である。 18年度は3つのプロジェクトをすすめながら、それらの結果を合わせ、放課後児童指導員の研修プログラムの開発と小学生の放課後支援について考察していく予定である。
|