研究課題/領域番号 |
17500501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
西村 隆男 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (40242375)
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研究分担者 |
松葉口 玲子 国立大学法人岩手大学, 教育学部, 助教授 (30304562)
鎌田 浩子 国立大学法人北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (60301959)
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キーワード | 多重債務問題 / 家計管理 / 生活支援システム / 生活設計 |
研究概要 |
共同研究としての役割分担など、研究打ち合わせを平成17年7月19,20日に横浜で開催した。 まず、多重債務問題に関する基本資料収集を東京都消費生活総合センター、国民生活センター、日本女子大学等において行った。平成17年8月30〜31日、釧路市の今弁護事務所において多重債務者への対応についてのヒアリング調査を実施した。またクレサラ被害者全国組織加盟団体である「はまなすの会」において、多重債務者への生活支援方法についての調査をいった。同様に盛岡市の岩手県信用生協をたずね、多重債務問題の情報集を行った。 平成18年2月5日より2月8日まで、オーストラリア調査を実施した。マレニー市のクレジット・ユニオンやLEED(スキル・トレーニングを行う組織)など、コミュニティ内における生活支援システムについて取材を行ない、家計管理だけでなく起業支援やそのための資金提供など、コミュニティ全体のセイフティネット的システムの重要性について情報を得た。また、クイーンズランド州公正取引事務所においてオーストラリアの多重債務状況や消費者教育について取材し、さらに、グリフィス大学ロー・スクールのElena教授の支援をいただき、実際のファイナンシャル・カウンセラー組織のトップと面談し、実際のカウンセリングの際に使用するツール類の提供も受けることができた。平成18年3月4日に、成果報告を横浜にて開催し、消費者教育における多重債務者の生活支援について情報・資料交換を行った。
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