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2006 年度 実績報告書

新潟県中越地震の生活支援に関する総合的調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500525
研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

佐々木 博昭  県立新潟女子短期大学, 生活科学科生活科学専攻, 教授 (20123218)

研究分担者 呑海 信雄  県立新潟女子短期大学, 生活科学科生活科学専攻, 教授 (90237181)
坂口 淳  県立新潟女子短期大学, 生活科学科生活科学専攻, 助教授 (90300079)
立山 千草  県立新潟女子短期大学, 生活科学科食物栄養専攻, 助教授 (50217006)
島崎 敬子  県立新潟女子短期大学, 生活科学科生活福祉専攻, 教授 (80259217)
石本 勝見  県立新潟女子短期大学, 生活科学科生活福祉専攻, 教授 (80352780)
キーワード地震 / 生活支援 / 復興プロセス / 仮説住宅 / 非常食
研究概要

新潟県中越地震の生活への影響について、仮設住宅、伝統産業、非常食別の成果はそれぞれ以下のようである。仮設住宅での暮らしについては、集落のまとまりに配慮し、各団地内に集会場や談話室が設置され、震災前からのコミュニティの維持と心のケアに大きな役割を果たしていることが明らかになった。しかしながら、徐々に空きが多くなり孤立感が生じる問題も発生している。
小千谷を中心とする伝統織物産業に対する影響は、産業そのものへの影響は少なかったものの、越後上布の製作に従事してきた人たちが受けた震災による大きな生活環境の変化である。高齢化と同時に、生活基盤にしていた今までの地には戻れず、「若い人たちがいない」、「棚田の回復が困難」などの理由により農業を止めた人もおり、重要無形文化財指定技術の継承に大きな危惧が感じられる現状にある。
食の危機管理における生活支援に関する調査研究の一環として行った「非常食・配給食に関する認識度について」の結果、非常食・防災と関連づけられたりした学習や体験が少ないということが明らかになった。非常食・非常用食品を用いた食事内容の特徴を推測するために、県立新潟女子短期大学専攻科食物栄養専攻生を対象とした非常用食品およびその他非常時に利用可能と考えられる加工食品を用いての献立作成、自己記入形式によるアンケート調査を行った。その結果、パネリストはこれまで非常食すなわち乾パン」「非常食はおいしくない」という漠然とした思いこみが消失し、加工食品への関心度や理解度が深まったと答えている。今後、平常時における非常食・非常用食品との係わり方に関する調査や活動をおこない、解析を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 新潟県中越地震の生活支援に関する研究(第1報)-仮設住宅・地場産業・非常食-2007

    • 著者名/発表者名
      佐々木博昭
    • 雑誌名

      県立新潟女子短期大学紀要 44

      ページ: 309-317

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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