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2005 年度 実績報告書

小学校における早期からの食育プログラムの作成と展開

研究課題

研究課題/領域番号 17500538
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奈良教育大学

研究代表者

鈴木 洋子  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40187779)

キーワード食育 / 小学校 / 食育科 / 栄養教諭 / 英国 / cookery clubs
研究概要

研究初年度の目標は,1)小学校生活科および総合学習における調理実習の実態の詳細把握と2)英国における子ども料理教室の実態把握と成果等の検討である.以下に項目ごとにその成果を報告する.
1)小学校生活科および総合学習における調理実習の実態の詳細把握
奈良県の小学校家庭科教員を通して実施した既調査のデータを分析し,その結果を学術雑誌に報告した.奈良県下の栄養教諭(職員)を対象に,栄養教諭(職員)が関与している授業や授業をすすめる上での課題等を調査した.調査結果は,18年度の日本家庭科教育学会大会において発表の予定である.
文部科学省指定研究開発学校である愛知県西尾市立寺津小学校の食育科の研究発表会に参加し,授業観察ならびに他の参加者と意見交換を行った.また,食育に県をあげて取り組んでいる福井県の健康福祉部健康増進課の担当者に「健康長寿ふくいの食育活動マニュアル」について,特に学校教育における取り組みを中心にインタビューを行った.同じく福井県小浜市の御食国若狭おばま食文化館においては,幼児を対象にした料理教室の参観し,館長に小浜市の食育の取り組みを聴取した.
2)英国における子ども料理教室の実態把握と成果等の検討
英国の中でも食育が積極的に進められているリバプールを中心に,その取り組みを調査した.具体的には,小学校の放課後に開催されているHealthy Cookery Clubs,ならびに小学校付設のファミリーセンターの視察と担当者へのインタビュー,リバプールのHealthy Schools Programme担当者へのインタビューである.調査結果は,18年度の日本家政学会大会において発表の予定である.
3)その他
H17年12月に開催の日本家庭科教育学会シンポジウム「家庭科における食の世界への誘いと育てる力」にシンポジストとして参加し,早期からの必要性と,実施にあたり調理技能の習得を中心とすることで効果が得られることを,これまでの調査結果にもとづき発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 調理参加を主軸にした食育の推進-家庭における幼児の調理参加状況からの検討-2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木 洋子
    • 雑誌名

      奈良教育大学教育実践総合センター研究紀要 14巻

      ページ: 21-27

  • [雑誌論文] 小学校低・中学年における食育の現状と課題-生活科,総合的な学習の時間,特別活動における調理の扱い-2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木 洋子
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌 28巻3号

      ページ: 1-8

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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