研究課題/領域番号 |
17500551
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
渡辺 満利子 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (20175128)
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研究分担者 |
山岡 和枝 国立保健医療科学院, 技術評価部・開発技術評価室, 開発技術評価室室長 (50091038)
丹後 俊郎 国立保健医療科学院, 技術評価部, 技術評価部長 (70124477)
横塚 昌子 昭和女子大学, 短期大学部・食物科学科, 助教授 (10153264)
粕谷 美砂子 昭和女子大学, 短期大学部・食物科学科, 講師 (80369446)
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キーワード | 食育 / 青少年 / 母親 / 食物摂取頻度調査票 / 2日間食物摂取量調査 / 妥当性 / 信頼性 / 信頼性 |
研究概要 |
青少年における健全な食習慣の形成は今や国民的課題である。正確度が高く、簡便な食生活・食事調査による食事摂取状況の把握と、その問題点を的確に捉えた科学的根拠に基づく、発達段階に応じた食育の推進が希求される。 本研究は食育における最重要課題を明らかにし、FFQW76(食物摂取頻度調査票FFQW65の再考版)の青少年を対象とした妥当性と再現性の検討し、青少年の効果的食育法(新食育法)の策定、及び介入研究に基づく新食育法の効果の評価を目的とする。研究デザインは、青少年とその保護者(主として母親)を対象として、FFQW78を利用した新食育法(介入)と従来法に基づく教育(非介入)を行うという、2種類の食育法の評価を、クラスター割付による無作為化比較試験に基づいて、新食育法の評価を行う介入研究である。調査内容は、ベースライン調査において、健康調査、食育調査票、FFQW76である。 本年は、FFQW76の妥当性と再現性(1ヶ月間隔)の検討、および食育調査票(生活習慣、食意識・食環境・食行動に関する75項目)を作成した。現在、本研究調査に同意を得た女子中学生1年262名、同母親234名、同女子高校1年145名、同母親75名、女子大学1年120名、同母親43名のFFQW76の2回の調査および2日間の食事摂取量調査、食育調査を終了し、データ入力およびデータクリーニングを行い、結果の解析に取り掛かったところである。食育調査結果の概要として、女子中高生の食生活・生活習慣の問題点として、3食を規則正しく食べていない(50%)、食事の栄養バランスを考えていない(43%)、摂っている食事量が適正かどうかわからない(40%)などが挙げられた。今後、調査結果を分析し、効果的食育法の策定、介入研究により新食育法効果の評価を行う予定である。
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