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2006 年度 実績報告書

高大連携を志向した高等学校数学の教育課程や教科書の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500585
研究機関京都教育大学

研究代表者

丹後 弘司  京都教育大学, 教育学部, 副学長 (10025471)

研究分担者 重松 敬一  奈良教育大学, 教育学部, 副学長 (40116281)
山田 篤史  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20273823)
大竹 博己  京都教育大学, 教育学部, 助教授 (70168970)
キーワード高大接続 / 高校数学の教育課程 / 高校数学の教科書 / SSH
研究概要

1.研究2年目を迎え,スケジュールや内容の調整・グループの再構築の検討に入った。方向性の指針や調整を年4回の全体会を通して行った。また、代数部会・幾何部会・解析部会の3つの部会を代数・解析部会と一元化し,教科書作成の作業中心に取り掛かった。なお、研究実践をするメンバーの母体が京都と奈良であるため、代数・解析部会を京都、幾何部会を奈良に拠点とした。
(1)全体会の内容の概略を以下に示す。
2006.5.21前年度からの研究目的・体制・進行等の再確認、2006.9.24各部会報告・討議・方向性確認・カリキュラムモデルの提示、2006.12.10各部会報告・調整・今後の方針2007.1.14研究報告書資料の打合せ
(2)各部会の内容の概略を以下に示す。
(1)代数部会 2006.6から8回開催した。第1章整数、第2章実数、第3章等式・不等式、第4章論理と集合、第5章写像を作成した。解析部会と連合となり,解析分野への移行も意識した構成も視野に入れた。コラムとして、RSA信号を取り入れた。
(2)幾何部会 2006.5から5回開催した。高校での幾何学習の観点から高大連携の教科書を作るに際し、少なくとも、展開の概要を示すこととした。その際、課題展開的教科書を構想した。作成教科書は、三角比・三角関数、ベクトルの分野を扱った。コラムとして、常らせんと常らせん面を取り上げた。
(3)解析部会 2006.5から9回開催した。第3回までの会合では,長谷川テキスト,昭和40年代前半の教科書,次の時代の教科書,現行教科書および参考書,さらに現行の工業高等専門学校の教科書,ドイツの教科書を比較検討し,本研究の教科書作成方針を話し合った。この際,そして後の議論においても,参加者が日頃の授業で対応を工夫している,生徒がつまづきやすい所や誤って理解されやすい所の指摘があり,これらを踏まえて進めた。
(4)カリキュラム部門 目的・内容・方法等のカリキュラム構成原理を明示し、制約から開発を実行し、評価・改善等を行う方法とした。そして、ボトムアップ戦略に基づくカリキュラム開発をした。
2.2006.3教育実験を京都教育大学附属高校SSHにて実施。整合評価システムを利用してデータを蓄積。教科書への資料とした。また、その実践を2006.9数学教育学会にて発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 高校数学における微分方程式の解法の教材開発-ケプラーの惑星運動法則の証明に至るまでの授業実践-2006

    • 著者名/発表者名
      数学教育学会
    • 雑誌名

      2006年度数学教育学会秋季年会発表論文集 1

      ページ: 13-15

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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