研究課題/領域番号 |
17500609
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
稲葉 成基 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (30110183)
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研究分担者 |
所 哲郎 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (10155525)
羽渕 仁恵 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 准教授 (90270264)
山田 博文 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 講師 (50283502)
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キーワード | 科学教育 / 技術者教育 / 工学教育 / デザイン教育 |
研究概要 |
5年間にわたる総合的デザイン能力養成のための系統的な創成教育プログラムを開発し、その効果を評価・確認し、スパイラルアップさせる。第一に、養成すべき総合的なデザイン能力の具体的内容を定義し、能力養成のために、全ての学年に創成教育を導入し、系統的に涵養していく教育プログラムを設計する。第二に、各学年に配備した創成教育を実践し、5年間に渡りデザイン能力を涵養する。第三に、能力を評価する方法およびその基準を定め、それに基づいて能力を点検・評価する。第四に、プログラムを修了した学生のデザイン能力に関する5年間のポートフォリオを作成し、能力の達成度に関する定量的解析を行い、創成教育プログラム自体の点検及び改善をはかる。 以上の目的のもとに本年度は以下のように研究を実施した。 1.系統的な創成教育プログラムの設計は研究代表者により既に終了しており、前年度に引き続き創成型授業を実施した。特に以下の科目で改善をはかった。 (1)工学基礎研究(4年前期)(担当:電気情報工学科全教員) 一昨年度までは自由なものづくりであったが、昨年度はPIC教育の流れを重視し、5年生で実施していたPICNICを用いたものづくり教育を実施した。今年度はさらに高いテーマ設定で実施した。成果は中学生の高専見学会で披露した。中学生や中学校教員の評価に耐えるだけの新規性と完成度を要求し実践した。企画・創案能力及び制約下の計画・実践能力を特に養成した。 (2)電気電子(情報)工学実験(担当:電気情報工学科全教員) 昨年度まではPICNICを用いたものづくりを実施していた。今年度はPICNICは4年生が主となるので、題材をe-learning教材の開発に変更した。成果は中学生の高専見学会で披露し、中学生から評価を受けた。 二つの科目とも、よりステップアップした課題とした。また、計画書を重視することとした。 2.システムの評価のために、ポートフォリオの検討を開始した。 3.学会発表及び論文発表により成果を公開した。
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