研究課題
基盤研究(C)
e-ラーニングシステムを教師主導型の集合教育(対面教育)に適用し、集合型の長所を最大限に活かしつつ、e-ラーニングの長所を取り入れた新しい授業形態を実現し、教育の質を向上しようという目的のために、即応型e-ラーニングシステムSHoesの開発を行った。主な成果は以下のとおりである。1.システムの完成 SHoesは実際の講義での実用的利用、得られた知見に基づく改良という手順によって開発・改良されている。SHoesの基本部分は17年度に完成した。さらに付け加えた新たな機能としては以下があげられる。(1)協調組織学習機能 組織学習と協調学習を支援する機能を追加した。(2)アニメーション機能 表現をより豊かにするためにアニメーション機能を追加した。さらに、講義資料の作成を支援するシステムを作成した。これには、アニメーションを手軽に作成できる機能も導入した。2.講義での利用 17年度後学期以降、各学期でSHoesを実用的に講義(70人程度)において使用している。アンケート調査の結果、学生からの印象は良好であった。組織学習、協調学習の機能の有効性を調べるために、3回講義にて使用し、学生のモチベーションが向上するといった結果が得られた。また、アニメーション機能も、学生から良い評価を得た。目標としていた、提示シートに基づいたコミュニケーションの場の創成と協調学習はともに実現され、その結果、教育の質の向上がはかられている。3.研究結果の公表 得られた結果は情報処理学会「コンピュータと教育」研究会にて4回発表し、それらの結果をまとめた論文は採録された。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (10件)
情報処理学会研究報告
ページ: 39-46
ページ: 47-54
情報処理学会論文誌 48.8
ページ: 2791-2801
JPSJ Jouranl 48-8
The Special Interest Group Notes of IPSJ, 2006 16(non-refereed)
ページ: 53-60
The Special Interest Group Notes of IPSJ, 2006 16
ページ: 47-52