研究概要 |
1.研究環境の構築 平成17年度は,WBT(Web Based Training)システムを構築するために市販のe-Learning教材作成支援アプリケーション(アルプスシステムインテグレーション社製SMART-HTLM)を導入した。サーバ用アプリケーション(同社製eNetStar)とそのアプリケーションが動作するパーソナルコンピュータ1セット(デル社製)を新規に導入し,研究環境を整えた。 2.WBTシステムの諸設定と学習教材の作成 今年度は,サーバ用アプリケーションの環境設定や教授者,学習者の登録などの諸作業に加えて,従来,Windowsアプリケーションとして作成されてきた学習教材をe-Learning教材作成支援環境に合うように仕様と記述変更をおこなった。e-Learning教材作成支援システムに関わる諸作業は,すべてサーバPC上でおこなうが,クライアントからの動作確認は,現有設備である旧型のパーソナルコンピュータ(日本電気社製PC-MA80T/Mなど)でおこなった。実際に学習者に使わせて,システムの調整や学習効果の確認は平成18年度の新型のクライアント用PCの導入を待つことになる。 3.クライアント・サーバ型通信システムの改良と今後の展開 クライアント・サーバ型通信システム(C/S型通信システム)を用いた協調型学習支援システムでは,各学習者が操作するPCは,チャット,および共有ホワイトボードサーバであるC/S型通信システムのクライアントであると同時にWBTサーバのクライアントとして動作する。今年度は,C/S型通信システムを使うにあたって,ユーザ認証をおこなえるように改良を加えた。次年度には,WBTシステムとC/S型通信システムとの連携により,複数のユーザが協調して学習できる環境の構築とその有効性を検証したい。
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