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2007 年度 実績報告書

実験レポートのWebベース協調添削支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17500634
研究機関静岡大学

研究代表者

酒井 三四郎  静岡大学, 情報学部, 教授 (70170553)

研究分担者 出口 博章  八戸大学, ビジネス学部, 教授 (60295962)
太田 剛  静岡大学, 情報学部, 准教授 (40213730)
キーワードWWW / 協調作業 / 添削 / コース管理
研究概要

1.実際の授業に適用する実証実験
昨年度までに開発した以下のシステム機能を実際の授業に適用して,評価を行った。
(1)複数の学生がチーム(班)で実験を行い,チームで1通のレポートを作成できる機能
その結果,メンバー同士の打ち合わせに効果的な面も見られたが,実験終了からレポートの提出締め切りまでにあまり時間が無く,本システムの機能を用いてピアレビューをする時間がないという意見が多かった。
(2)教員と学生に対して添削順番に関する情報を提供する機能
その結果,この機能がレポートのターンアラウンド時間(学生がレポートを完成させてから教員が添削して返却するまでの時間)を短縮できた。学生ごとのバラツキを少なくすることもできたことが確認された。
2.他の種類の授業への適用
(1)実験レポート以外にも,「プログラミング方法論」「ソフトウェア品質管理」「ネットワークアーキテクチャ設計論」の各授業のレポート作成・提出に用いた。その結果,レポート作成に必要な十分な機能を有していることが分かった。また,レポートの構成管理機能も十分であることが分かった。
(2)多数の学生の利用者登録,履修登録を円滑に行うために,利用者認証機能を本システムから分離、独立させた。その結果,将来的に他の学習管理システム(LMS)等との連携が可能になった。
3.今後の課題
(1)レポート文書の推敲支援機能を充実させる。
(2)実験が遅れ気味であったり,添削指導への反応が遅れ気味であったりする学生を的確に把握し,指導できる機能を開発する。
(3)さらに多くの授業での実践をおこなう。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 学習管理に着目したWebベース協調学習連携型講義の改善2008

    • 著者名/発表者名
      出ぐち 博章
    • 雑誌名

      教育システム情報学会誌 25・1

    • 査読あり
  • [雑誌論文] オンラインレポート添削支援システムにおけるターンアラウンド時間の分析2007

    • 著者名/発表者名
      角 世元
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 48・8

      ページ: 2781-2790

    • 査読あり
  • [学会発表] ターンアラウンド時間を適切にするためのレポート管理機構2007

    • 著者名/発表者名
      熊谷陽
    • 学会等名
      情報学ワークショップWiNF2007論文集
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2007-09-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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