研究課題
基盤研究(C)
1.本システムの基盤機能の実現(1)Webベースのレポート作成・提出機能:Wikiと呼ばれる協調作業支援ツールの概念を使って、容易にレポートを作成できる機能を実現した。(2)版管理機能:学生のレポートを版管理し、修正箇所と内容の把握を容易にした。さらに、修正の指摘(コメント)と対応する修正箇所の把握を容易にする機能を実現した(3)レポート管理機能:個々の学生の実験の進捗状況、レポートの提出状況、添削の進行程度、評価点などを管理できる機能を実現した。2.コミュケーション機能(協調機能)の強化(1)複数の学生が班で実験を行い、班で1通のレポートを作成できる機能を実現した。メンバー同士が打ち合わせをする機能、お互いのレポートをピアレビューする機能、アクセス権管理、排他制御機構を実現した。(2)教員の添削作業支援として、複数課題のレポートが混在し、初提出、再提出のレポートが混在する中で、指定したポリシーに従った採点順番をアドバイスする機能を実現した。学生に対しては、教員が行なっている添削作業をモニタして、添削される順番に関する情報を提供する機能を実現した。3.レポート文書の推敲支援機能の実現段落を意識して書かせるために、トピックセンテンスを抽出する機能、適切なキーワードに基づいて章構成がなされているかどうかを検査する機能、読み難い文を形態素解析に基づいて判定する機能を実現した。4.実際の授業に適用する実証実験開発したシステムを実際の授業に適用して、評価を行った。その結果、レポートのターンアラウンド時間(学生がレポートを完成させてから教員が添削して返却するまでの時間)を短縮できた。学生ごとのバラツキを少なくすることもできた。
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情報学ワークショップWiNF2007論文集
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情報処理学会論文誌 Vol.48,No.8
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Proceedings of Workshop on Informatics 2007
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情報学ワークショップWiNF2006論文集
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Proceedings of Workshop on Informatics 2006
The Journal of Information and Systems in Education Vol.4,No.1
ページ: 55-64
the first international conference on collaboration technology
ページ: 91-96
教育システム情報学会ICTを利用した優秀教育実践コンテスト入選論文集
ページ: 27-30
The Journal of Information and Systems in Education Vol.4, No.1
The first international conference on collaboration technology
Report of winning papers on JSiSE educational practice contest