研究課題/領域番号 |
17500643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
糸長 雅弘 山口大学, 教育学部, 教授 (60213104)
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研究分担者 |
刈谷 丈治 山口大学, 大学情報機構, 教授 (90109950)
吉村 誠 山口大学, 教育学部, 教授 (70141116)
木村 友久 山口大学, 大学院・技術経営研究科, 教授 (80177922)
永井 好和 山口大学, 大学情報機構, 准教授 (00363094)
久長 穣 山口大学, 大学情報機構, 准教授 (80228725)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 情報セキュリティ / 情報リテラシー / 大学教育 / セキュリティ文化 / 情報モラル / コンプライアンス / リスクアセスメント |
研究概要 |
本研究は,学問的な興味のみで行われるものではなく、優れて実践的なものであり、情報セキュリティ教育の大学モデルの構築及び実践を通して、大学におけるセキュリティ文化のあるべき姿を見いだし、その普及につなげようとするものである。このような研究の発想に基づき、山口大学では、平成20年度から共通教育において、新入生全員(一部の学部及び学科を除く。)を対象とする授業科目「情報セキュリティ・モラル」が開講されることになった。この授業科目は全7回のクオーター制で行われ、各回の内容は、情報の本質(第1週)、暗号化と認証(第2週)、情報セキュリティ(第3週)、情報モラル(第4週)、コンプライアンス(第5週)、リスクアセスメント(第6週)及びリスク対応と課題演習(第7週)となっている。3年間の研究成果を踏まえた、各回の詳細シラバスを作成し、これを共通の授業教材として、情報セキュリティや情報モラルといったものを、文系理系を問わず、すべての学生(特に新入生)にバランスよく学ばせることができるようにした。また、形骸化した従来の情報リテラシー教育組織を解体して、新たな発想に基づく指導体制を再編成し、授業の実効が上がるようにした。 情報セキュリティ教育のためのeラーニング教材を作成するため、平成17年度から平成19年度までの3年間にわたり情報セキュリティ講習会を開催し、その講演内容を教材化した。また、情報セキュリティ教育のためのeラーニング教材を容易に作成することができるよう、コンテンツの作成者と閲覧者との両者の視点に立ったコンテンツマネジメントシステムを開発した。
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