研究概要 |
総合的な学習のカリキュラム開発に連動したワークショップ型研修プログラムの開発・実施・評価を中心に行ったが,一部,総合的な学習以外の教科等における研修プランの開発も行った。 (1)学校現場や教育委員会と連携し,総合的な学習のカリキュラム開発(教育目標の具現化,学校危機管理,地域素材の教材化,教科等との関連,カリキュラム評価など)に連動する内容の17年度に開発したワークショップ型研修プランの評価・改善を行った。その際に,カリキュラムマネジメント・モデルを基盤に整理・開発した。 (2)校内研修において積極的・継続的に活用するだけでなく,その援用・応用として子どもたちが主に総合的な学習において,特に自己評価・相互評価の場面でワークショップ型の活動を取り入れ,学習活動の改善を行った。そのことがワークショップ型研修の充実化に繋がった。 (3)校内研修の中で最も多く実施されている授業研究に関するワークショップについて7手法(「KJ法」「短冊方式」「概念化シート」「マトリクス法」「授業案拡大シート」「カリキュラムマネジメント・モデル拡大シート」「高志方式」)を整理・開発した。 (4)鳴門教育大学大学院授業及び上越市のセミナーにおいてワークショップ型の校内研修を開発するためのワークショップ型演習・研修を実施した。 (5)17年度に開発した主に若手教師の特に総合的な学習に関する授業力向上のための相互・自己研修システムの評価・改善を行うと共に,そのシステムを基盤にインターネットを介し協同的に学び合うためのモデルプランを提案した。 (6)4名の研究者の日常的な連絡・研究協議は主に通信ネットワークを利用して行った。また,研究協力校との研究打ち合わせもWebメールを中心に行った。 (7)2年間の研究成果を報告書(A4判本文180頁)にまとめた。
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