研究概要 |
平成17年度に開発した「情報」の教職専門科目のe-Learning教材を以下に示すように実用した。さらに,平成17年度に開発した授業評価システムを発展させて,リアルタイム授業評価システムを開発して実用し,これらの成果を学会で発表した。 1.「情報」の教科に関する専門科目のe-Learning教材の利用 (1)高等学校教科「情報」の授業担当現職教員にe-Learning教材を公開 九州工業大学では高等学校教諭専修免許状(情報)取得のための免許法認定公開講座を実施しているが,その専修免許取得講座に参加した高校「情報」の授業を教えている現職教員に対し,平成17年度に作成した一種免許状(情報)取得講座用e-Learning教材を復習(リカレント)用に公開し,専門的知識や技術の確認を行ってもらった。 (2)免許法認定公開講座(情報)の一種免許取得講座の受講生に対する復習用にe-Learning教材を公開上記の公開講座でe-Learning教材を併用した授業を実施し,一定の成果を得た。 2.「情報」の授業実践評価システムの改善と実用 平成17年度の研究で開発した「情報」の非同期型授業実践評価システムを応用して,新たに授業に参加しながらリアルタイムに評価を行い,授業後,速やかに授業実践者が評価を確認できるシステムを開発した。これまでの授業実践評価システムでは,録画した授業を見ながら授業後に評価するため,授業の雰囲気や学生の受講状態等の情報を含めた評価が困難であったが,この授業参加型リアルタイム評価システムを利用することで,より真正な評価が可能になった。また,評価を受ける授業者も授業後すぐに実施した授業の評価を得られるため,改善も速やかに行うことができるようになった。このリアルタイム授業評価システムは,研究代表者および分担者が担当する教職課程の教科教育法(情報)の受講生による模擬授業で活用した。
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