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2005 年度 実績報告書

宮崎広域市町村圏域におけるサービスラーニングモデル構築とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 17500649
研究種目

基盤研究(C)

研究機関宮崎公立大学

研究代表者

田中 宏明  宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (20265036)

研究分担者 辻 利則  宮崎公立大学, 人文学部, 助教授 (00254657)
川瀬 隆千  宮崎公立大学, 人文学部, 助教授 (60234069)
竹野 茂  宮崎公立大学, 人文学部, 助教授 (90254656)
キーワードボランティア / サービスラーニング / CMS / NPO / e-learning
研究概要

本研究は、大学で行なう教育としてのボランティア活動が地域のニーズに合致して行なわれ,また学生の意識向上に学生の自己評価や地域のNPO団体の他者評価を活用するシステム構築にある。そこで、本年度は学生、NPO団体の実態調査を行い、COCOMO (COmmunication for COmmunity service learning MOdelの略)システムの構築、そして試行的運用を行なった。
以下に、本年度の活動における主な結果を示す。
1.本研究の実践科目である「ボランティア論」の対象学年の学生にアンケートを実施した。その結果、ボランティアに対する意識は強いが「時間がない」、「機会がない」、「情報がない」といったこれまでの調査と同様の結果となり、学生へのボランティアに関する機会の提供並びに情報を積極的に発信する必要があることがわかった。
2.学生ボランティアの受け入れ先となる宮崎県内のNPO法人へのヒアリング、アンケート調査からは、多くのNPO法人が「団体の認知度・理解度の低さ」、「運営資金不足」、「ボランティア不足」といった問題を抱えていた。ボランティア不足については、社会人や大学生に活動の参加を希望し、学生ボランティアには知識や技術の専門知識より、活動に興味、関心のある学生を期待していた。また、ほとんどのNPO法人は学生の受け入れを可能であるとしたが、教育の一環としたボランティア活動にNPO法人の受け入れ体制に不安を持つところもあった。
3.COCOMOシステムは、CMSであるXOOPSを基本に、ブログ、ニュース等のモジュールと自作プログラムにより構築し、実際に2005年度の「ボランティア論」において活用した。学生が毎回の活動記録を行なうブログにおいては、他学生の活動記録の閲覧から、他学生の活動を知り、学生自信のボランティア活動の意欲向上に効果があることがわかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] シティズンシップ教育とサービス・ラーニング2006

    • 著者名/発表者名
      田中 宏明
    • 雑誌名

      宮崎公立大学紀要論文 13・1

      ページ: 149-169

  • [雑誌論文] 本学キャリア教育プログラムが学生の自己効力感に及ぼす効果2006

    • 著者名/発表者名
      川瀬 隆千
    • 雑誌名

      宮崎公立大学紀要論文 13・1

      ページ: 57-74

  • [雑誌論文] CMSを用いた学生ボランティアマッチングシステムの構築2006

    • 著者名/発表者名
      辻 利則
    • 雑誌名

      宮崎公立大学紀要論文 13・1

      ページ: 183-193

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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