研究概要 |
平成19年度は、これまでに実施した「ボランティア論」におけるアンケート調査の分析を行い、これまでのCOCOMOシステムにポートフォリオを組み込んだシステムを構築し、用した。また、本学学生へ「ボランティア論」による学習意欲等を学年ごとにアンケート調査をした。課題となるNPO団体の情報発信のためのブログ普及についての活動は継続的に行った。 COCOMOシステムでは、活動ごとに記録,振り返りのためのアンケートを充実させ、それぞれが次の活動に意欲を持って取り組みができるようにし、活動内容を各自がすぐに閲覧できるようにした。その分析の結果、これまでの考察では、「サービス・ラーニングに結びつく活動を行った学生は少なく、必ずしも大学での学びに対する関心に結びついていない」としていたが、必ずしもそうでないことがわかった。学生のボランティア活動において自分自身の成長に十分満足している点についてはこれまでと同様の結果を得たが、学習意欲については「ボランティア論」受講前から低いことがわかった。しかし,ボランティア活動後は他の項目に比較して評価は低いものの上昇率でみると他の項目より高いことが分かった。すなわち,「ボランティア論」では学習意欲について非常に効果があることがわかった。
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