研究概要 |
平成20年度は,これまでに開発したシステムの運用を行い、学生が入力したデータの分析を行った。その結果,学生の内省に関し、教員のブログへの応答によって、学習意欲等の違いが見られ、教員のプログへのコメントが重要であることが分かった。また、学生が活動を行う際に、本サイトを十分に活用している学生ほど、ボランティアに対し積極的であることも分かった。 ボランティア団体の情報の接続については、学生が投稿したブログに対し、活動した団体の情報をリンクさせることによって、団体での活動内容が詳しくわかるようにした。それにより、団体から情報が得にくいところがあるが、学生の活動が他の学生への情報源となり、ボランティア団体選びを容易にすることができた。 学生の記入するプログや感想、意見などを集約し、分析するテキストマイニングに関して調査し、実際に現在所有するデータの分析を行った。その結果、ブログなど文脈の複雑なものに対しては、分析することが難しいことがわかり、単文となるデータになるように工夫する必要があることがわかった。そのため、学生の感想や意見については、箇条書きになるように入力フォームを作成し、テキストマイニングが行いやすいようにした。これにより、学生の感想や意見を統計処理したデータとして、分析、評価できる。さらに統計処理したデータとなるため、学生の活動を広く一般に公開することも可能となるため、今後はこれらについて取り組んでいく。
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