研究課題
基盤研究(C)
本年度は、「Web教材作成支援システム」の基盤であるWebネットワークシステムの構築とシステムが必要とする機能全般について、また学習推論アルゴリズムおよび動的なWeb学習教材の開発を実施した。これらの機能が開発されることにより、次年度の実用化に向けた開発作業を進めることが可能となる。以下に、具体的な項目について箇条書きで示す。(1)Webネットワークを介した「Web教育支援システム」(サーバー、クライアント、DBMS)を実現するためのハードウェア・システムの構築を行った。(2)Webネットワークを用いた教育支援システム、Webサーバー(Tomcatを使用)、Webブラウザ付加機能、Web教材と教材部品DBを管理するDBMSなどのネットワークを介してシステム開発をするために、必要とされるソフトウェア・システムの開発を実施した。(3)実験に用いる動的なWeb教材を開発した。そのためには、Web教材をテキスト、画像、音声、動画などの教材部品コンテンツに分解し、DBMSが管理するDBに保存し、XML言語を用いたWeb教材(XML)を作成する。また、学習者の理解度に沿って動的にWeb教材を再構築することができるように、動的知識DB(XML)によつて教材部品からWeb教材を動的再構築が可能な構造を完成した。(4)また、学習者の理解度を推論するために、汎用的なWeb教材と動的知識(XML)機能を持いて自動推論メカニズムの開発実験を実施した。(5)さらに、開発したWeb教育支援システムが現場の教育機関等で効果的に機能するために、受講者の情報教育に関する学習意欲の調査、実際の授業の中での学習心理学実験によるWeb教授法の開発を試みた。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件)
中部大学情報科学リサーチジャーナル Vol.13
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日本教育情報学会第21回年会論文集 21
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Proceeding of 9^<th> International conference on Knowledge-Based Intelligent Engineering Systems KES'2005 I
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