研究課題
本研究の目的は、現在、多くの研究が行われているWeb教育支援システムが利用する固有のWeb教材の汎用化と個別学習者に対する学習教材の自動的作成システムに関する開発研究であり、非常に不足しているWeb教材の効果的な利用方法に関する研究である。平成17年度から18年度において、情報処理技術者試験対策Web教材「初級シスアド」・「基本情報処理技術者」Web教材を作成し、Web教材の汎用化の試みとしてWeb教材の部品化DBを開発し、それをもとに動的なWeb教材構築アルゴリズムを完成した。また、複数のDBに構築されている異なった形式のDBからXML形式DBに変換するXMLアルゴリズムを開発し、汎用的なWeb教材DBを開発した。しかし、著作権や教授者固有のWeb教材の利用方法などがあり、汎用化されたWeb教材を利用するには、さらに効果的・効率的な利用が可能なアルゴリズムを組み込むことが必要となり、平成19年度では、汎用的なWeb教材を効果的に利用する教授法アルゴリズムの開発が必要とされた。そこで、本研究ではそれらの要望にも応え、「自己モニタリング学習アルゴリズム」、「仮想クラス編成アルゴリズム」を開発し、上記のWeb教材支援システムに組み込んだ。そして、「英語検定試験対策Web教材」、「英語学習Web教材」を1つの汎用化DBに構築し、そのシステムを活用したWeb教材の試験的な実験を試みた。その結果をまとめ、論文等で発表した。今後、これらの開発した研究成果を実用的なレベルで提供することを努力するつもりである。
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