研究課題/領域番号 |
17500661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
平山 勉 名城大学, 教職センター, 准教授 (50250866)
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研究分担者 |
後藤 明史 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 准教授 (50225645)
竹内 英人 名城大学, 教職センター, 准教授 (30387766)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 授業研究 / 教師教育 / ネットワーク / 授業観察能力 / 授業実践能力 / 遠隔講義 / 授業映像記録 / 教職入門 |
研究概要 |
この3年間、授業記録アーカイブ・配信システムを改良し、それを研究協力校の愛知県豊田市立御作小学校の授業に適用し、授業の記録・蓄積・発信のパイロット研究を推進した。 具体的には、御作小学校において現職教育として実施された授業及び授業検討会(校内研修会)を授業記録自動アーカイブ・配信システムを活用し、多元的に記録した。18年度は、17年度に収録したマルチアングル映像記録を、再生刺激法を活用して、場面ごとの意思決定、児童の捉え方等を授業者にインタビュー・面接調査を行い、それを記録カメラで収録した。そして、抽出した授業場面に基づいて校内研修を実施した。 また、3年間、名城大学の都市情報学部と天白キャンパスを遠隔講義システムを活用して「教職入門特別授業」を実施し、マルチアングル映像記録で撮影した。普段、交流のない両キャンパスの学生が、このシステムを使って互いの考えや意見を交換できるという点は、十分刺激になったと思われる。本学のスケールメリットを生かすことで、可児キャンパスのような単一学部の教職履修学生の意欲の向上に貢献できると考える。今後は、このスケールメリットを生かしながら、いかに対面形式の通常授業に近づけるかが課題であろう。 さらに、時間と場所の制約を超えて、教職履修学生が学習したい時にいつでも授業実践に関する映像情報を、個人の携帯デバイスで視聴することが可能となる「ユビキタス映像記録視聴システム」を遠隔授業システムに導入していく可能性を検討した。今後は、遠隔授業の長所を伸ばしながら、学生がいつでもどこでも学習できる体制を整えていく必要がある。
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