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2005 年度 実績報告書

カーボン・クレジットの格付け方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17510019
研究機関東北大学

研究代表者

明日香 壽川  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90291955)

キーワード京都議定書 / 地球温暖化 / 排出量取引
研究概要

本研究は、日本のステークホルダー(政府、企業、NGO)へのインタビューおよびアンケート調査によって、カーボン・クレジットの「品質」と「価格」の関係を定量的に明らかにすることを目的とする。そのような研究を行うのは、一般的にA gold is a gold is a gold"は真理であるものの、地球温暖化対策としての国際協力の仕組みである京都メカニズムで取引される温室効果ガスの排出権(カーボン・クレジット)の場合、"A carbon credit is a carbon credit is a carbon credit"は必ずしも真理ではないと考えられるからである。本年度は、現在、形成されつつあるカーボン市場の需給関係や価格を、様々なクレジットの種類および市場に関して詳細に調査した。特に、フロンやメタンなどの非CO2系の温室効果ガスの排出削減につながるようなプロジェクトに関して、その量的なポテンシャルや持続可能な発展への貢献という側面での問題点を検討した。また、環境NGOである世界自然保護連合(WWF)が行っているゴールドスタンダードのように、プレミアム市場育成を目的とした具体的な試みについて、その現状および課題を明らかにした。さらに、いわゆる株や債権などの格付け会社による格付けの具体的な方法論について調査した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 地球温暖化対策におけるクリーン開発メカニズムの現状および2013年以降の将来枠組みにおける役割2005

    • 著者名/発表者名
      明日香壽川
    • 雑誌名

      環境情報科学 34・3

      ページ: 35-40

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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