研究課題
本年度は、探索モデルのうち特にランデブー探索、不正な侵入を未然に防ぐための視察のやり方を検討する数理モデルその他について研究を行った。また、最小頂点被覆集合を探索する問題について研究を行った。過去に得られた成果や現在の研究状況等を以下の通り研究会等で報告した。1.菊田は、平成18年7月3日から6日まで、ソフィア・アンチポリス(フランス共和国)で開催された「第12回動的ゲームとその応用に関する国際シンポジウム」に参加し、「Rendezvous Problems with Examination Costs」という題目で発表した。2.菊田は、日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会(平成18年9月12〜13日、愛知大学)において、「Star Graph上のランデブー探索」という題目で発表した。3.海外共同研究者であるBaston氏(前Southampton大学Reader)が平成18年9月14日から24日まで兵庫県立大学に滞在された。氏と菊田は、探索問題、特に不正な侵入を未然に防ぐための視察のやり方を検討する数理モデルについて共同研究を行い、数理的分析によりいくつかの成果を得た。この間、9月19日の研究会において、Baston氏が「The Value of Ruckle's Two Cable Ambush Game」という題目で発表した。4.菊田は、研究集会「不確実性を含む意思決定の数理とその応用」(平成18年11月13〜15日、京都大学数理解析研究所)において、「直線上あるいは空間での探索ゲーム」という題目で発表した。5.木庭は、自己安定システムに関する第8回国際シンポジウム(平成18年、ダラス、アメリカ合衆国)にて、「An efficient and self-stabilizing link formation algorithm」という題目で発表した。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件)
European Journal of Operational Research 181
ページ: 298-304
日本オペレーションズ・リサーチ学会2006年度秋季研究発表会アブストラクト集
ページ: 228-229
A.K. Datta and M. Gradinariu (Eds.) : SSS 2006 LNCS 4280
ページ: 580-581
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.106,No.258