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2005 年度 実績報告書

二次代謝性配糖化酵素の機能解明を基盤とする新規生理活性分子の創製

研究課題

研究課題/領域番号 17510184
研究種目

基盤研究(C)

研究機関武蔵野大学

研究代表者

市瀬 浩志  武蔵野大学, 薬学研究所, 教授 (40282610)

キーワード抗生物質 / 糖 / 生合成 / 放線菌
研究概要

本研究では、3種類の放線菌由来C-配糖化抗生物質を取り上げ、その配糖化様式の機構解析を進めることを基盤としている。当該年度は、ベンゾイソクロマンキノン(BIQ)系medermycin(MED)の生合成に含まれる炭素-炭素結合によるデオキシ配糖化を取り上げ、配糖化を司る生合成遺伝子の特定とその反応機構を生物有機化学的に解析することとした。MEDの構造中に含まれるデオキシ糖アンゴロサミン(ANG)は、グルコース1リン酸を出発とした6段階の酵素反応(Med-14,15,16,17,18,19,20)によりヌクレオチド糖(NDP-糖)として生成され、特異的C-配糖化酵素Med-8により糖転移が生じると考えられる。Med-8の機能解析のためには、基質であるNDP-ANGの効率的調製が不可欠であり、Med-14〜Med-20の各遺伝子をpET系大腸菌発現ベクターに挿入し、異種発現系を構築した。発現宿主大腸菌や発現条件について種々検討を行い、Med-17及びMed-18については発現条件最適化を終了した。Med-18は酵素機能としてグルコール1リン酸からTDP-glucoseを与えるヌクレド化酵素であることをin vitroでの酵素アッセー系で確認した。
また、MEDについては、本研究との関連において、全生合成酵素の機能解析を進めることとが重要であると考えられたので、別途、検討を進めている。今年度では、Med-12がMEDの基本炭素骨格内の立体化学を制御する立体特異的還元酵素であることを異種放線菌発現系を用いることにより証明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Functional Studies on a Ketoreductase Gene from Streptomyces sp.AM-7161 to Control the Stereochemistry in Medermycin Biosynthesis.2005

    • 著者名/発表者名
      Aiying Li, Takayuki Itoh, Takaaki Taguchi, Ting Xiang, Yutaka Ebizuka, Koji Ichinose
    • 雑誌名

      Bioorganic & Medicinal Chemistry 13

      ページ: 6856-6863

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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