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2007 年度 実績報告書

沖縄の大学・社会教育における拡張的ジェンダーパースペクティブ実践での認識変容研究

研究課題

研究課題/領域番号 17510221
研究機関琉球大学

研究代表者

蔦森 樹  琉球大学, 法文学部, 非常勤講師 (90381201)

研究分担者 鈴木 規之  琉球大学, 法文学部, 教授 (60253936)
安藤 由美  琉球大学, 法文学部, 教授 (60232104)
野入 直美  琉球大学, 法文学部, 准教授 (90264465)
多田 治  一橋大学, 大学院・社会学研究科・社会学部, 准教授 (80318740)
梅宮 新囲  福島学院大学, 福祉学部, 准教授 (20232910)
キーワード沖縄 / 大学教育 / 社会教育 / ジェンダー / 認識変容 / 性の多様性 / 女性 / 男性
研究概要

本研究では、沖縄の大学・社会教育におけるジェンダー関連科目において、これまでの「女性学」「男性学」「ゲイスタディーズ」のような問題性の認識の提示のみにとどまらず、拡張的ジェンダーパースペクティブの実践による学生の認識変容についてinterventionを行って調査研究を行うことを目的とする。
本研究では、研究代表者の蔦森が行ってきた琉球大学をはじめとする各大学での授業や講演から得た性の多様性理解への取り組みと大学教育における拡張的ジェンダーパースペクティヴの実践を通じて、社会学的、心理学的に認識の変容を分析するものである。
性をめぐる多様性への視点開発は、性に限らずさまざまな社会的属性での少数者や権力弱者の解放理論の一端をになうものであるが、フェミニズム、メンズリブ、ゲイスタディーズ、そしてTS/TG、GIDの各論までも社会的な属性にこだわり、自己救済に終始する傾向が強いと理解された。このため、大学のジェンダーに関する教育の部分、とりわけ社会学・心理学のあつかう分野でこれまでのジェンダー視点で欠落した部分を探ろうと試みた。方法論として、視点の変容を理論だけでなく体感でも理解できるようにしたワークショップも用い、ジェンダー解放理論が自分を生きるツールとして使えるのかどうかという検証も加える。これからのジェンダーフリー教育に大きな示唆を与えるものをめざすものである。
平成19年度は本研究の3年目にあたり、前年度の予備調査をもとに、前掲の視点からのアプローチについてまとめを行い報告書を作成した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 性同一性障害の治療に伴う患者の心理的不安定性2007

    • 著者名/発表者名
      梅宮れいか
    • 雑誌名

      福島学院大学研究紀要 39

      ページ: 43-48

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 性同一性障害と嘘2007

    • 著者名/発表者名
      梅宮れいか
    • 雑誌名

      現代のエスプリ 481

      ページ: 16-28

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 性同一性障害(男-女)の思春期男子と人格障害を持つその母親の症例2007

    • 著者名/発表者名
      梅宮れいか
    • 雑誌名

      臨床発達心理実践研究 2

      ページ: 58-63

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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