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2006 年度 実績報告書

クラーラ・ツェトキーンの女性解放思想のジェンダー視点での再考

研究課題

研究課題/領域番号 17510224
研究機関昭和女子大学

研究代表者

伊藤 セツ  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (60073558)

キーワードクラーラ・ツェトキーン / 女性解放 / ジェンダー / 思想史 / 国際女性運動 / SAPMO / ロシア / 女性運動
研究概要

1 平成18年度の研究にとりかかるに当たって,現在の世界の女性労働のおかれている状態と国連とくにUNIFEMが提起している理論上の問題を把握し,クラーラ・ツェトキーンが展開する第二インタナショナル期および,コミンテルン期の女性労働論を評価するスタンスとした.
3 新たな調査の場所をドイツに移し,1990年以降新しく整備された,ベルリンの「連邦アルヒーフ」"Stiftung Archiv der Parteien und Massenorganisationen der DDR im Bundesarchiv(SAPMO-DDR)"をネット上で検索し,問題点を絞り込んで,8-9月に2週間程度訪問し,クラーラ・ツェトキーン及び関係者の遺稿を中心に未印刷資料を閲覧した.研究代表者は,DDR時代に何度かこの研究所を訪問しているが,体制から来る制約によって部分的にしか原資料にあたれず,目的を果たせなかったためその点を追求した.
4 ドイツのクラーラの生地や活動の地で,生誕150年を前にクラーラの解釈がどのように異なってきたかを視察した.ベルリンのクラーラ・ツェトキーン・ハウスを訪ね,1990年代以降のクラーラの伝記の評価や,民間のクラーラ研究者が研究会を開いていること等の情報を把握した.また,2007年7月6日に,ベルリンで生誕150周年の集会があることも知った.
5 第2年度の研究成果を,論文にまとめて,裏面ジャーナル,紀要に投稿・発表するほか,女性文化研究所の105回研究会(2007年1月)で報告し,ワーキング・ペーパーに,「クラーラ・ツェトキーン新研究 第2報」としてまとめた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] クラーラ・ツェトキーン晩年の私生活の一断面-ドイツ連邦文書館SAPMOに残された孫ヴォルフガンクへの手紙を通じて-2007

    • 著者名/発表者名
      伊藤 セツ
    • 雑誌名

      学苑 No.797

      ページ: 2-19.

  • [雑誌論文] <クラーラ・ツェトキーンと文学>をめぐる覚書2007

    • 著者名/発表者名
      伊藤 セツ
    • 雑誌名

      昭和女子大学女性文化研究所紀要 No.34

      ページ: 49-58.

  • [雑誌論文] クラーラ・ツェトキーン新研究(第2報)2007

    • 著者名/発表者名
      伊藤 セツ
    • 雑誌名

      Working Paper(昭和女子大学女性文化研究所) NO.25

      ページ: 46

  • [雑誌論文] 貧困撲滅とディーセントワークをめざす世界の女性労働2006

    • 著者名/発表者名
      伊藤 セツ
    • 雑誌名

      女性労働研究(女性労働問題研究会) No.50

      ページ: 7-20.

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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