韓国・中国での調査研究 2005年6月11-12日韓国嶺南大学(慶山市)における国際シンポジウム「近世東アジアにおける古学の出会い」に出席、「東アジアの概念」の研究報告・議論をした。さらに1930年代の朝鮮儒教に関する意見交換を行った。 2005年8月6-9日中国・延吉で行われた中華日本哲学会で招待講演を行った。テーマは「日本文化論の視座」である。また同学会出席の中国社会科学院哲学研究所のメンバーと意見交換をし、さらに延吉におけるキリスト教布教状況を調査した。 日本での研究成果 2005年5月『西周と日本の近代』出版、7月に成蹊大学おいて「政治思想史研究会」による書評・討議が行われた。 2005年6月『世界のなかでの日本の哲学』出版。東アジア間の思想対話を議論している。 2005年9月宗教学会で「Deus・天主・でうす・ハノニム-東アジアのキリスト教受容」の研究発表を行った。 さらに昨年度研究の中心においた「歴史的意識と社会存在論-1930年代京都学派の位置」は『日本思想史学会』の紀要に発表した。 中華日本哲学会で発表した「日本文化論の視座」は2006年3月に『日本論の諸相』の1章として刊行された。
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